スマートフォン連携で「できること」
普及の著しいスマートフォンやタブレット端末との連携が進んでいます。スマートフォンがWi-Fiに接続できる通信環境があればOK。AV機器は、有線LANで接続すると、設定は原則不要です。テレビやレコーダーも、上位機種ではWi-Fi内蔵タイプが増えています。スマホには専用のアプリをインストールする必要がありますが、各AV機器メーカーから原則無料で提供されています。
■リモコンの代わりにスマホを使う
最新のテレビ、レコーダー、プレーヤー、AVアンプなどは、リモコンの代わりにスマホで操作できる製品が増えています。
リモコンの代わりにスマホを使うメリットですが、製品の付属のリモコンは、操作の際に機器に向ける必要がありますが、スマホなら方向を気にしなくて良い上に、障害物があっても、隣の部屋からでも、Wi-Fiが有効な範囲なら操作できます。
複雑化するAV機器も、スマホの表示性能やタッチ操作を活かして、より分かり易く、快適に操作できます。
・ レコーダー
録画一覧を手元のスマホで確認して、タッチ操作でダイレクトに再生できます(リモコンのカーソル操作が不要!)。番組表を表示して録画予約ができる製品は、外出先からインターネット回線を通じた遠隔録画予約もできます。
・ テレビ
アクトビラやYouTubeなど、ネットコンテンツの視聴や、WEBブラウジングができるテレビが増えていますが、検索時に文字入力は面倒なものです。スマホがあれば、普段メールを打つように文字入力ができますし、さらに、最近では、音声入力ができるタイプも増えています。
・AVアンプ
音量、入力切り換え、各種の詳細機能や調整など、複雑になりがちな操作が、手元のスマホで確認して、タッチ操作が可能です。
最近のAVアンプは、音楽のネットワーク再生が可能な製品が増えていますが、ネットワーク上にある大量の楽曲から所望の一曲を見つける際も、スマホなら一覧性が高く、スクロールやタッチ操作ができて快適です(従来は、テレビ画面を見ながら、リモコンのカーソルボタンを何度も押すのが面倒でした)。
次のページでは、LAN接続で「できること」をご紹介します。