神戸グルメ/神戸・兵庫のイタリアン

アランチェート (神戸・三宮)

兵庫近郊の食材にこだわった地産地消イタリアン「アランチェート」。瀬戸内海の新鮮な魚介類と、地元の野菜を使った料理の数々をディナーコースの料理から御紹介していきます。

執筆者:麻生 玲央

地産地消イタリアン「アランチェート」

外観

「アランチェート」は通称パールストリート沿いにあります

神戸の山手、異人館通りの南に、何時からとはなく「パールストリート」と呼ばれるようになった通りがあるのをご存じでしょうか。あまり知られていませんが、日本の各地で養殖された真珠のほとんどが神戸のこの界隈に集められ、加工されていることから名付けられたということです。

本日は、このとてもロマンティックな名前の通りにある、一味違うイタリアンの実力店「アランチェート」(イタリア語で「オレンジ畑」)を御紹介。
店内

店内の雰囲気

三宮から北野坂を上がり、中山手通を超えて一筋目、並木道のパールストリートを右折すると、左手に鮮やかなオレンジ色の庇とオリーブの木が置かれたテラスが見えてきます。その入口外階段を上がった中2階がオステリア「アランチェート」。ドアを開ける前から南イタリアの明るい太陽が目に浮かぶ雰囲気ですね。

中に入ると、オフホワイトの天井と壁に素朴な茶色の木のテーブルと椅子。天井からはレトロなペンダントライトが下がり、白い壁にはシチリアのデ・シモーネさんの手描きタイルが所どころに掛けられて、控えめな主張でお出迎えしてくれます。
店内2

風情のあるペンダントライトが目を惹きます

シェフは奥本浩史さん。調理師学校を卒業後、フランスで研修。東京の「オランジェリード・パリ」と神戸の老舗フレンチ「トゥール・ドール」でパティシエを務めた後、ニースで研修中に食べた「地産地消」の地中海料理が忘れられずにイタリアンに転向。その後は大阪・広島のレストランを支えた後、2009年11月神戸に戻り、オーナー・シェフとしてオステリア「アランチェート」を開店されたのです。

次ページでは、コース料理を御紹介していきます。
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