現役トップハードとなったPSP
モンスターハンターポータブルシリーズユーザーの低年齢化、ダンボール戦機のヒットをきっかけに、子供層にも市場を広げつつあるPSP
次世代機であるPlayStationVita(以下PSVita)の発表後も本体普及が衰えることはなく、既に普及台数は1,700万台以上。DSが約3,300万台、次いでPSP、そしてWiiが約1,200万台、という状況なので、DSが旧ハードとなってリリースタイトルも少なくなった今、市場における事実上の現役トップハードはPSPということになります。
【関連記事】
DS×PSP 携帯機戦争はハッピーエンド?(AllAboutゲーム業界ニュース)
DSはポケットモンスターブラック・ホワイトを最後に主導権を握る任天堂が3DSへ注力することで一気に過去のハードになった感がありましたが、PSPはサードパーティー中心のせいか、PSVitaの発売が迫っているにも関わらず、最後の最後まで賑やかに展開していく形となりそうです。
ダブルファイナルファンタジー
FF13-2は、FF13の続編的作品。
PSPでは2011年10月にファイナルファンタジー零式、PS3では2011年12月にファイナルファンタジー13-2の発売が予定されています。PSPはモンスターハンターポータブルシリーズの印象が非常に強いハードですが、次に売れているのがディシディア ファイナルファンタジーや、クライシスコア ファイナルファンタジー7などのファイナルファンタジーシリーズスピンオフ作品です。PS3に関しては、唯一のミリオンタイトルであるFF13の続編が重要になることは言うまでもありません。両タイトルのメーカーであるスクウェア・エニックスも看板タイトルとして大規模な広告展開を打ち出し、両ハードを盛り上げていくものと思われます。
DSが3DSへのバトンタッチに手間取り、Wiiが存在感を欠く中、PS3とPSPといったライバルハードが市場を盛り上げていく展開は、これまでのゲーム業界では中々見られなかった興味深い状況です。