保険料も保険金も一律で決定
とりあえず生活の足として、車を確保する分のお金は出そうです
また保険金は、車両の全損時に定額で50万円を支払うとしています。この2点が従来の特約と大きく異なるポイントです。
これは車価が500万円の車でも、50万円の車でも保険料は一律5000円。さらに一部損壊、半損では保険金を出してもらえず、認められるのは全損のみ。500万円の車も50万円しか保険金は出ません。保険会社では、「全損限定と定額の保険金にすることで、大規模な地震の際に速やかな保険金支払いを可能にした」としています。
万一の時、車を取得するのに役立ちそうです
全損時に限定されたこの特約ですが、全損とは主に次のような内容を言います。「津波で流失」
「全焼」
「ルーフの著しい損傷」+「3本以上のピラーの折損、断裂」+「前後面ガラス、および左右いずれかからのドアガラス損傷」(3つの損害が同時に生じた場合)
なお車両の保険金額が50万円未満の場合は40万円、30万円と保険金額も減少(特約保険料も減少)してしまいます。
それでも従来の自然災害特約が機能していない現状を考えると、ニーズはありそうです。ただ特約を付帯するには車両保険とセット加入が必要になりそうなので保険料の負担が大きくならないようご注意ください。