ロサンゼルス/ロサンゼルスの観光

ザ・ゲッティセンター/ロサンゼルス

ザ・ゲッティセンターとザ・ゲッティヴィラは、ジャン・ポール・ゲッティが個人で集めたコレクションを一般に展示しているアート施設です。ウエストウットとマリブの山の上にあり、入場は無料。紀元前の彫刻や中世ヨーロッパの絵画や彫刻、家具などが展示されています。

芦刈 いづみ

執筆者:芦刈 いづみ

アメリカガイド

入場無料! 驚きのアート施設 ザ・ゲッティ

ゲッティセンターの中庭から建物を眺める

ゲッティセンターの中庭から建物を眺める

ロサンゼルスのアートスポットとして一番有名なのが、ザ・ゲッティセンターとザ・ゲッティヴィラ。石油王であるジャン・ポール・ゲッティが個人で収集したコレクションを展示した大型のアート施設です。嬉しいのが、入場料が無料ということ。世界のハイクオリティな美術品の数々を間近で見ることができます。

1日いても見つくせない! ザ・ゲッティセンター

建物2階からはロサンゼルスが一望できる

建物2階からはロサンゼルスが一望できる

ウエストウッドの山の上にある美術館、研究施設、教育機関を持つアート施設です。展示されているものは主に、1600年代以降のヨーロッパの作品で、年代ごとに分けられた4つのパビリオンがあります。

全パビリオンは、1階に彫刻や家具などの立体的な作品、2階に絵画を展示。アメリカの美術館はどこでもそうですが、作品がガラスケースなどに入れられることなく展示されているため、一流のアートをすごく近くで見ることができます。そのため、筆遣いの繊細さや装飾の細かさなどから、作られた当時の空気までもが伝わってきそうになります。ガイドは、中世ヨーロッパで使われていた家具などが展示されているコーナーがお気に入り。

 

中には庭にはオブジェもたくさんある

中には庭にはオブジェもたくさんある

屋内の作品だけではなく、屋外のガーデンやゲッティセンターの建物自体もアート。ゆっくり時間をとって見て回ると面白いです。アートが好きな人なら、ザ・ゲッティセンターを見るのに丸1日必要。また、センター内のレストランもとても評判が良くいので、そこで食事をしたい人は、着いたらすぐに予約を。

 

ザ・ゲッティセンターへのアクセス

ザ・ゲッティセンターは山の上にあり、下の入口からは無料のトラムがあります。入場は無料ですが、パーキングは15ドルかかります。ザ・ゲッティセンターの下の入口の前にバス停(ゲッティセンター前)があるので、バスを利用すると便利。ザ・ゲッティセンターの前を通るバスは、メトロバスの761番の1本。このバスには、UCLA近くのWestwood BlvdとLindbrook Drのコーナーから乗ることができます。

<DATA>
The Getty Center Los Angeles (ザ・ゲッティセンター ロサンゼルス)
住所:1200 Getty Center Dr, Los Angeles, CA 90049
TEL:1-310-440-7300
入場料:無料  パーキング15ドル(土曜の17時以降無料)
開館時間:10:00~17:30(火~金・日曜)、10:00~21:00(土曜)
休館日:月曜

紀元前の彫刻がたくさんあるザ・ゲッティヴィラ

マリブの山の上、太平洋を見下ろす高台にザ・ゲッティヴィラはあります。ザ・ゲッティセンターに比べて規模は小さいですが、見ごたえは十分。入場は無料ですが、オフィシャルサイトからの予約が必要です。夏休みなど混雑期は1週間ぐらい前に予約をした方がベターですが、通常時は2~3日前でもOK。前日の予約はできません。

建物は、紀元79年にヴェスピオ火山の爆発で、灰に埋もれてしまったこの時代の代表的な建物「パピルス荘」を再現したもの。展示物は、ローマやギリシア時代の彫刻がメインで、大きな池がある中庭なども見ごたえがあります。

ザ・ゲッティヴィラへのアクセス

サンタモニカからバス1本でアクセス可能。Ocean AveとSanta Monica Blvdのコーナーからメトロエクスプレス534番で、ゲッティヴィラ前で降りれば、目の前が入口です。車の場合は、パシフィックコーストハイウェイをサンタモニカからマリブへ。パーキングは15ドルです。

<DATA>
The Getty Villa Malibu (ザ・ゲッティヴィラ マリブ)
住所:17985 Pacific Coast Hwy, Pacific Palisades, CA 90272
TEL:同上
入場料:無料  パーキング15ドル(土曜の17時以降無料)
時間:10:00~17:00(木~月曜)、水曜のみオープン時間が日により異なる
定休日:火曜
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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