昔の恋が教えてくれること……別れこそがあなたを成長させる
どんな人も、一度は昔の恋人の名前をネットで検索したことがあるはず。懐かしむだけならいいですが、過去に執着はしないように。
だけどちょっと待って。
これまでに経験した失恋を乗り越えてきたからこそ、あなたは次の恋に進めたのですよね。
本気で愛し、永遠に幸せが続くと信じていたはずの恋人。
それでもいつか、終わりがやってくる──どんな恋もそうやって「過去」へと形を変えていいきます。
それは唯一、すべての恋に共通していることといえます。
その中でも「忘れられない恋」となってしまうのは、何が要因なのでしょうか。
未練はよくないが、忘れすぎるのも問題
忘れられない恋。その恋を思い出すと、どんな気持ちになりますか?
「あの頃はよかった」と昔を懐かしむような恋ならいいですが、思い出すと辛くなってしまうような恋や、いつまでも後悔し続けるような恋は、心のケアが必要です。
「あのときこうしておけばよかった」いくら嘆いても後の祭り。
誰にでも過ちはあります。大事なのは、同じことを繰り返さないこと。後悔し反省したことは、本来次の恋に活かせばいいのです。
しかし、同じ相手にリベンジしようと考えてしまう……それが「未練」という感情です。
どんな人も、昔に戻ることはできません。
昔の恋人と復活したいという気持ちは、あなたの未来を阻むだけ。
「いい人がいない」と新たな出会いに気づかない人の多くは、過去の(美化された)元恋人と比べています。心に別の人が住んでいる限り、次の恋に進めないのも当然。
いくら同じ相手でも、別れた後ふたりには別々の時間が流れています。前に付き合っていた当時と年齢も環境も何一つ同じということはありません。
あなたの中にある未練の感情。どうしても諦めきれないのであれば、やり直すのではなく、もう一度新たな気持ちで元彼(元彼女)と仲良くなるつもりで接して。
「昔の恋が忘れられない」人に比べると「昔のことなんて全然覚えていない」というタイプは、次の恋へと進むのもたやすいでしょう。
しかし、きれいさっぱり忘れてしまう人ほど、過去の恋から何も学ばないことが災いし、何度でも悪い人を選んでしまう傾向があるようです。
人間の好みは、そうそう変わるものではありません。似たようなタイプの人を選ぶからこそ、同じことの繰り返しとなる可能性も高くなります。
そんな負の連鎖から脱出するためにも、過去の辛かった恋愛と向き合ってみることは有効です。できるだけ詳細に思い出し、客観的に分析してみましょう。
まったく覚えていないつもりでも、意識して思い出そうとしてみると、不思議と記憶がよみがえってくるものです。
実際、思い出せない程度の過去は、あなたにとって大事なものではないのです。
それは見方を変えれば、学びを得るほどの恋愛ではなかったということ。真剣に恋愛をしてきた人ならば、そんな簡単に忘れることはないはず。
「忘れるような恋しかしてこなかった」
それも、昔の恋が教えてくれることです。
過去に感謝し、未来へと進もう
ひとりの休日。じっくりと昔の恋と向き合ってみましょう。内観は、あなたの心の成長に有効な方法です。
結婚という次のステージへと進まない限り、どんな恋も進むステップは同じです。
いくらステップが同じでも、昔の恋と今の恋は同じではありません。相手が違うだけでなく、あなた自身の恋愛に対する考え方も、経験を積むほどに少しずつ変化しているのではないでしょうか。
恋愛は、好きな対象を通して自分を知る行為でもあります。相手によって成長させられると同時に、自分と向き合い新たな自分を発見したり、相手とうまく付き合っていくために努力することで心も磨かれます。
意思を持たず流されるままの恋愛、快楽に溺れるだけの恋が悪いわけではありません。たとえば心が弱っている時期、寂しさを誤魔化すために刹那の恋が救いになることもあります。
「あの頃は幼かったから」過去の恋愛を振り返りそのように感じることができれば、当時より成長したといえるでしょう。
どんな経験をしても、今が幸せならいいのです。
最短距離で幸せな恋に巡りあえる人もいれば、たくさん回り道をしたあげく、幸せに辿りつく人もいます。
どんな恋愛も、何ひとつ無駄な経験はありません。
過去の経験があなたに何を教えてくれたのか──ひとりの夜、そっと紐解いてみませんか?
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