実物資産の裏づけがあるREIT
私も7月はCFDでドル建ての金を買いまくり、大きく利益が出ました。(売りを持ったこともありますが、地合いの強さにビビって損切りしています。早めに切ってよかったです)ただ、このタイミングで、金や金ETFを買うのには抵抗がある人も多いでしょう。私も正直怖くなりましたので、先週すべてのポジションを利益確定し、今は様子見をしています。
一本調子で上昇が続くことはありませんので、近いうちに調整が入ってもおかしくはないだろうと思っています。(が、これもただの過去の経験則に過ぎず、もしかしたら前人未到の相場がやってくるのかもしれません)
プラチナも銀も胴も上がっているので、金以外で、何か実物資産の裏づけがある金融商品はないか、という意味で探すと、REITがあります。REITの証券は不動産という実体によって発行されますから価値がゼロになることは理論上はありませんし、一般の投信と比較すると利回りも高い。
もちろん、大災害が起こればその不動産も崩壊する可能性がありますが、複数の不動産に分散されているので、大きく毀損する可能性は低いでしょう。
ただし、リファイナンス(償還に伴う借り換え)リスクがありますので、信用力のある不動産会社がバックボーンのRETIのほうが、パニック相場になっても比較的強いと言えます。
もちろん証券化された金融商品ですので、不動産の動きではなく、株式相場の影響をモロに受ける動きをします。そこで、ちょうど日経平均も9,000円を割りましたので、悪くないタイミングではないでしょうか。
とはいえ、まだ下の可能性はありますので、やはり一度にドカンと投資するのではなく、投資資金を小分けにして、相場が下がるたびに少しずつ買い増し、利益が出てきたら売却する、という方法が必要です。
つまり、移動平均で買い増ししつつも、長期で上がるなんて信用しない、ということですね。