ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

幼稚園、保育園で足りないところ、どう補う?(2ページ目)

育児をしながら共働きを続けよう、と考えているカップルにとって、保育園はなくてはならないサービス……。けれども、入りたいときにすぐ入園できるとは限りません。また、時間帯や子どもの健康状態などによっては、保育園が利用できず、苦労している親御さんも多いようです。今回は、幼稚園や保育園で賄えない面をサポートする様々な保育サービスについて、解説します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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きめ細かい民間の保育サービス

画像3

明日はパパ、帰りが遅くなるからベビーシッターさんが迎えにくるよ!

民間の保育サービスで代表的なものは、ベビーシッターです。最近は、託児付のセミナーなども増えているので、利用したことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。料金は会社によって異なりますが、大体1時間あたり1,500円前後のところが多いです。

先輩パパ・ママは、どのような時にベビーシッターを利用しているのでしょうか。ベビーシッター協会の調査によると、「通常の仕事をしているとき」が最も多く、49.1%、次いで「保育所・幼稚園などの送迎」:34%、「残業や会議などの通常より帰宅が遅くなるとき」:28.9%となっていました。意外だったのは「リフレッシュのため」利用する人が25.9%もいたことです。記念日ディナーや子どもを連れて行けない演奏会など、夫婦で出かける時に利用するのかもしれませんね。このほかに、「おけいこごとなどの送迎」「他のきょうだいの用事」で22%、「保護者が病気のとき」:21.1%、「子どもの病中・病後」:18.7%などの項目が挙がっていました。
図表2

ベビーシッター協会HPより、ガイド平野泰嗣がグラフ作成。(クリックすると拡大表示します)

■ちょっとした時でも利用できるのが嬉しいベビーシッター
続いて、ベビーシッターを利用する理由について見てみると、なんと7割以上の人が、「時間・場所を指定して随時依頼ができるから」と回答していました。その他は大体2~3割の範囲で「早朝・夜間なども利用できるから」:35.8%、「子どもが病気の時でも利用できるから」:33.4%、「土曜・日祝日でも利用できるから」:29.5%、「保育所・幼稚園への送迎をしてもらえるから」:23.8%、「低学年のため一人で留守番をさせられないから」:21.4%となっています。
図表3

ベビーシッター協会HPより、ガイド平野泰嗣がグラフ作成。(クリックすると拡大表示します)

共働きをしていると、夫婦ともに仕事で帰りが遅くなる、ということもありますし、子どもが病気の時に仕事を休めない、ということもあるでしょう。特に、近所にお願いできるご家族などがいない場合、ベビーシッターをお願いできると本当に助かると思います。地域の保育サービスと比べると費用は少し高めですが、民間ならではのきめ細かいサービスで、満足度は高いようです。全国ベビーシッター協会のHPなどで、お近くのベビーシッター会社を検索してみてはいかがでしょうか。
社団法人 全国ベビーシッター協会

>>子どもの体調が良くない時にも預かってくれる「病児保育」
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