大切なのは将来のイメージ! 朝活の目的をはっきりさせましょう
夏は生体リズムから見ても、早起きしやすい季節です
冬の朝は7時になってもまだ暗いですが、夏は4時半ごろから明るくなります。また、冬の朝はとても寒くて布団から出たくなくなりますが、夏には暑くて眠っていられないこともあります。このように、夏は早起きに適した季節なのです。
たしかに早起きを習慣にすることは、そう簡単なことではありません。しかし、いくつかのステップを確実に踏んでいけば、多くの場合、朝型人間になれます
まずは、朝活の目的をはっきりしましょう。「なんとなく」とか「人に言われたから」というのでは、長続きしません。早起きをしてでも成し遂げたい夢をイメージできれば、早起きは楽しくなります。
「早起きして勉強しよう」という目的では、まだダメです。勉強には辛いことや面倒なことが必ずありますから、そんな時にくじけてしまいます。勉強して何がしたいのか、知識や資格を得たとき生活はどう変わるのか、まで考えてください。将来の自分の姿をはっきりイメージできれば、早起き人間に替われます。
グッスリ眠ってスッキリ目覚めるためのコツ
子どもと一緒に、早起きに挑戦してみましょう
早起きを習慣化するには、「早寝早起き」ではなく、「早起き→早寝」の順に実行します。10~15分くらいの早起きを2~3日続けてみて、体が慣れたらさらに10~15分くらい早起きする。これを繰り返して、少しずつ目標とする起床時刻にしていきます。もちろん、睡眠時間を確保するために、早起きした分は早く眠るようにしなければなりません。
防犯上に問題がなければ、カーテンを少し開けておき、朝日が寝室に入るようにしておくと目覚めやすくなります。それでも、目覚ましのアラームが鳴っても起きる気がしないときには、早起きの目的を思い出してください。将来の自分の姿をイメージしても布団から出られないのなら、早起きはあきらめたほうがよさそうです。必ずしも「早起き人間=優れた人・偉い人」というわけではありません。朝型でない人は、自分が得意な日中や夜の時間帯に、能力を存分に発揮してください。
スッキリ目覚めるためには、グッスリ眠る必要があります。寝室の理想的な環境は、室温が26度以下、湿度は50~60%です。熱帯夜などで寝苦しいときには、積極的にエアコンを使って寝室の環境を整えてください。いまのところ夜間には、きびしく節電する必要がありません。また、シッカリ眠ったほうが体力を回復できて、日中の熱射病対策にもなります。
夜型の人は無理禁物? 睡眠不足に気を付けましょう
夜遅くまでの仕事を止められないなら、朝活はあきらめたほうが体のためです
また、早起きを始めたのに、夜の眠る時刻を変えない、あるいは変えられない人がいます。もともと睡眠時間が長すぎたのであれば、問題はありません。しかし、一般的にはただでさえ短い睡眠時間が、さらに削られてしまうと、体調不良や能率低下の原因になります。早起きをするのであれば、それに見合った分は就寝時刻を早くするようにしましょう。
【関連サイト】
気持ちよく起きる方法・自己覚醒法
理想の睡眠環境・寝室・ベッド・生活習慣
快眠アイテム・グッズ・目覚まし時計