息子のために作り始めたのがきっかけ
開発のヒントになった、元祖乳母車
ご長男、ご長女をその乳母車で育てられた奥様は「とにかく、楽しい思い出ばかり。新宿御苑にその乳母車で散歩に行くと、かわいい!とか、写真を撮らせてくださいなど色々な人に声をかけられて……。とても育児が楽しめたんです」と嬉しそうにお話ししてくださいました。
しかし、その乳母車は鉄製のフレームで深くて大きく、不便な点もありました。そこで横田社長は、ご次男の誕生をきっかけに「不満点を改良して、世界で一台のベビーカーを作ってあげよう」と開発を始めたそうです。会社勤めをしながら図面を引いたり、試作をする毎日は、なんと2年も続いたとか。ある程度の形ができても横田社長は納得せず、趣味の域を超えた開発はまだまだ続きます。その後、さらに2年ほどの開発期間を経て製品化に至ったのですが、「ちゃんと使えるようにできあがったときには、次男はほとんど使わないくらいの年齢になっていて……」と笑いながらお話する横田夫妻。でも、その愛情はお子さんに伝わったばかりか、現在の「プスプス」の完成度の高さへと引き継がれているのです。
次ページでは、プスプスの持つ魅力についてご紹介します。
>> 1台で何役もこなす育児用品、プスプス