新生児育児/赤ちゃんのお世話

布おむつのメリットと使い方(2ページ目)

最近、布おむつのおむつケーキの出現や、布おむつとおむつカバーが一体化したカラフルな布おむつの登場、エコ、環境問題などがクローズアップされて、布おむつが静かなブームとなっています。紙おむつと比べると、コストは最初の1年間はほぼ同じですが、2年目からは安くなります。おむつ外れが早いのも布おむつの利点の一つです。

浅井 貴子

執筆者:浅井 貴子

母乳育児ガイド

布おむつのあて方・使い方

布おむつ

布おむつはカバーの内側に敷いて、伝い漏れがないようにしよう

昔は三角おむつという、逆三角形に2枚敷き、股関節を両サイドから締め付けるタイプのおむつや、巻きおむつと呼ばれる巻きつけるおむつが大半でしたが、今はさらしを輪に縫ったおむつか、簡単にあてられる成形おむつといった股式おむつ(股おむつ)が主流です。

三角おむつは股関節の運動を制限したり、股関節脱臼などの可能性もあるので、股式おむつ(輪のおむつか成形おむつ)を使うとよいでしょう。

紙おむつのように布おむつでギャザーを寄せて内ポケットをつけるあて方もありますが、赤ちゃんが動いているうちにギャザーが元に戻ってしまうことも多いようです。おむつは、シンプルに当てるだけで十分に機能します。おむつカバーから外に布が出ないことがポイントです。

布おむつの洗濯は、蓋付きのバケツでつけおき洗いが基本

バケツ

あらかじめ洗剤を入れておいて、おむつが貯まってきたら洗濯をする

布おむつの洗濯には、蓋付きのバケツを用意します。バケツにあらかじめ水を張り、おむつ用洗剤または赤ちゃん用の洗剤を入れて、つけおきができるようにしておきます。

おしっこだったらそのままバケツへつけおき、ウンチだったらトイレで流した後にバケツへ入れます。つけおき洗いなので、洗剤を入れた水にしっかりと汚れたおむつを浸すことが大切です。しっかりつけおきをしないと、汚れが取れにくいので注意しましょう。

おむつカバーも汚れてしまった時は、ネットに入れてつけおきしておきましょう。それ以外の汚れのときは、洗濯機で一緒に洗って大丈夫です。おむつカバーは汚れるまでそのまま使ってよいのですが、1日で交換したほうがよいでしょう。

おむつが溜まってきたら、バケツの水ごと洗濯機に入れ、あとは普通の洗濯と同様に洗いましょう。新生児期だと1日2回ほど、それ以降は1日1回くらい洗濯が必要になってきます。

漂白剤や柔軟剤は撥水しやすくなるので、使ってはいけません。柔軟剤の代わりに、お酢(穀物酢)やクエン酸を少し入れると、布おむつがふっくら仕上がり、殺菌効果もあります。シトラスやラベンダーなどアロマオイルやリネンウォーターをすすぎや干すときに使うと、リラックス効果もありおすすめです。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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