焼き蒸し調理を充実~日立・ヘルシーシェフ (6月発売)
餃子ができる「焼き蒸し」や、重量を測る「トリプル重量センサー」で個性を放つオーブンレンジ。「トリプル重量センサー」は、分量に応じて調理時間を調節します。そのため、レシピ通りの分量でなくても自動メニューが使え、家族の人数や食欲に合わせた量で料理ができます。自動メニューも豊富で、初心者でも使いやすい一台です。
「焼き蒸し調理」の自動メニューで作ったショウロンポウ
焼き蒸し調理用の付属品は、マイクロ波で発熱し、スチームを取り込むことで「焼き蒸し」調理をしていましたが、新モデルでは、さらにオーブンで庫内の温度を上げ、中のスチーム温度を100℃以上の過熱水蒸気にし高温で蒸すことで、皮を凝固させながらジューシーなスープを閉じ込めるショウロンポウのような料理もおいしくできるようになりました。会場で頂いたショウロンポウは、皮を箸で破くと中からジューシーなスープが出てきました!
液晶タッチパネルで、自動メニューの検索や手動過熱の操作も使い易くなりました
また、従来302あった自動メニューも371に増加。マカロンや蒸しドーナツなど、人気のスイーツも自動メニューでできるようになりました。これだけメニューがあると、目的のメニューにたどり着くのが大変な気がしますが、「メニュー番号・調理分類・材料別・使ったメニュー」の4つのい切り口から検索できるので探し易くなりました。また、操作パネルが液晶タッチパネルになり、自動メニューの選択だけでなく、手動過熱もパネルにタッチすれば良いので、かなり直観的に使えると思います。
※製品サイト:日立・電子レンジ
焦げ付かないオーブン皿~東芝・石窯ドーム (7月発売)
庫内の天井をドーム型にすることで、石窯のようなオーブンが自慢。ケーキやパンなど本格的なオーブン料理を楽しみたい人に好評です。また、早くから水蒸気の温度帯が400℃の高温~35℃の低温まで選べ、本格蒸し調理も得意。マイクロ波の精度も高く、バランスの良い一台です。
焦げつきもハラハラと取れる「とれちゃうコート」のオーブン皿※画像:東芝リリースより
新モデルには、遠赤外線を多量に発生して焦げつかない、極小粒子のセラミック含有塗料「とれちゃうコート」を採用。庫内壁面と天井・オーブン皿にコーティングしています。これによりた、遠赤外線の過熱効率が向上し、オーブンの立ち上がりも200℃まで5分とさらに早くなっています。
会場には、ロールパンを焼いたオーブン皿が展示されていましたが、パンの下に残った焦げが、指でちょっと触る程度でハラハラと落ちてしまい、驚きました。これなら、オープンシートを使わなくても大丈夫です!
ABCクッキングスタジオとコラボしたレシピ集でつくれるお料理いろいろ
ガイドの注目機能は、昨年から搭載されていた、3分・5分・8分の「スピードメニュー」。おかずが一品足りない時や、お酒のおつまみなど、手軽にさっとできるのでとても便利です。その他にも、レンジ過熱でごはんとお惣菜を同時に調理する「2品同時調理」や、オーブン上下2段で調理する「2台同時調理」など、時短メニューも豊富です。
※製品サイト:東芝・電子レンジ
オリジナルメニューが登録できる~シャープ:ヘルシオ(8月発売)
健康調理で人気のヘルシオ。ウォーターオーブンと言うのは、過熱水蒸気だけで調理をするから。最初から最後まで過熱水蒸気で焼くからこそ「脱油」「減塩」「ビタミンC保存」などの効果が、最大限に引き出されます。そんなヘルシオも、2011年で第8世代! さらなる進化を続けています。
オリジナルメニューが登録できる「マイヘルシオ」機能は、25メニューまで登録OK
新モデルの目玉は、オリジナルメニューを登録できる「マイヘルシオ」機能。赤外線通信で料理写真をヘルシオ本体に送り、手書きのタイトルと加熱条件(加熱方法・温度・時間など)と合わせて登録できます。登録できるのは25メニュー。このように、自動メニューをカスタマイズできるのは、オーブンレンジの新たな展開を期待させます。
他にも、100℃以上の過熱水蒸気でじっくり加熱することで、魚の骨まで柔らかく調理できる「骨まで柔らか」機能や、100℃以下の温度帯で蒸す「ソフト蒸し」機能など、調理のバリエィションが広がる機能も充実。さらに、過熱水蒸気の発生効率を高めた新開発のエンジンで、旧モデルより熱量が約10%アップし、調理時間を短縮するなど、使いやすさも向上しました。
※製品サイト:シャープ・ウォーターオーブン ヘルシオ
以上が、2011年新製品の概要です。オーブンレンジはあたためるだけという人も多いと思いますが、最近のオーブンレンジはとても賢く、使いこなせば調理時間の短縮にもなりとても便利な調理家電です! ぜひ、自分と相性の良いタイプを選んで、使いこなしてみて下さい。
【参考記事】電子レンジ・オーブンレンジの選び方のポイント