そんなときに役立つのが今回紹介する「住まいのプロが教える 家を買いたい人の本」。いろいろ有りすぎて何を考えれば良いのかわかりません!といった方の頭の整理にとても役立ちます。All About 住みたい街(関東)ガイドの中川寛子さんの著書です。
どの街を選ぶかは「見えない部分」に気をつけろ!
「第3章 資産価値の考え方」では、どのような街/エリアを選べば良いかが書かれています。注目すべきは「みえない部分」に気をつけるということ。物件見学に行くと、駅からの距離、周辺施設、道路や隣地の様子などがわかります。しかし「見えない部分」も見落としてはいけない要素です。
地震/水害/土砂崩れ等の危険性、周辺に何が建つかの予測に欠かせない用途地域、住んでから享受できる行政サービス、はたまた取得後の資産価値を考えると無視できない街の将来性にいたるまで、「見えない部分」は大事な事だらけです。
わからない事はWEBで調べろ!
ではどのようにして調べるか?「現地を歩けば危険は見えている」として、「見えない部分」を歩いて調べるポイントも書かれていますが、それぞれの課題について「具体的にどのWEBサイトを確認すればよいか?」も示してくれます。紹介されているサイトの数が多いのがうれしいです。
全5章にわたる内容について、紹介されているサイト数は86(手作業で勘定してます、多分合っているはず・・・)。家を買いたいと思った時に調査目的で利用するのもよし、事前の勉強で見るのもよし。本文を読む以外にもindexとして価値が有る書籍です。
「リンクだけでいいや~」なんて方の為にもこんなサイトが用意されています。買わなくても見る事ができるなんて太っ腹!
住まいのプロが教える家を買いたい人の本 紹介URL一覧
また、巻末には「お悩み別解決策検索」として、「ローンが払えなくなったらどうしよう?」「不動産会社が信用できない。大手なら大丈夫?」といった感じで、具体的な問いに対する回答をあげて、対応するページが示されています。
家を買う前に一読、検討を始めてからは参考書として利用する。そんな使い方ができる書籍といえます。