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知らないと怖い!保険の素朴な疑問と思い込み(3ページ目)

つい先日、保険の見直し相談を受け、保険を知らない人は専門家が驚くような素朴な疑問や思い込みを持っていることを知りました。それらを解消しないまま保険に加入したり、見直したりすると、自覚のないソンをする可能性があります。知らないのは、とても怖いことなのですね。そこで、保険加入や見直しを考えている人に参考になりそうな疑問&思い込みをQ&Aにまとめました。

執筆者:小川 千尋

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Q. いくつかの保険に入るときは、1つの会社でまとめるもの?

A. 保険はバラバラに入れる商品なので1社にまとめる必要はない

例えば、死亡保障の保険と医療保険、ガン保険など複数の保険に1人で入る場合や、夫婦で入る場合は1社の商品にまとめなくてはいけないと思っている人もいるようです。

保険には、死亡保障の保険に医療特約をはじめとした様々な特約をつけてセットで売る商品(セット型)と、定期保険、収入保障保険、医療保険、ガン保険などの単品売りしている商品があります。自分のニーズに合えば、1社の商品でまとめてもいいですし、ニーズに合わなければ複数社に入り分けてもかまいません。

食材を買うとき、魚はAスーパーで、野菜はBスーパーでなど、品質と価格を比べて買う店を変えるように、保険も入る会社を変えてかまわないのです。

また、医療保険とガン保険はセットで入らないといけないと思い込んでいる人もいました。医療保険とガン保険は別の商品なので、それぞれ、単体で入れます。ただ、ガン保険だけに入る人は珍しいですね。医療保険でほとんどすべての病気(ガンも含む)とケガの入院・手術に備え、ガンが心配ならガン保険をプラスするという入り方がおススメです。

Q. 保険料は商品を選ぶときの決め手にならないですよね?

A. 保険料は長く払うことになるので、重要な決め手の1つ

保険は、保障の内容と保険会社の契約者サービス、保険料の3要素を比較して、最終的に入る保険を決めるもの。保険は基本的に長く続けるものが多く、途中で保険料が払えなくてやめてしまっては意味がありません。なので、最後まで払える保険料かどうかは商品選びの重要なポイント。保険料が払えそうもないと思ったら、保険の種類を変える、保障の金額を下げる、欲しいと思った特約はつけないなどで、払える保険料になるまで保障の内容を調整していきます。つまり、保険料によっては保障をあきらめる選択も必要ということです。

Q. 見直しは、入っている保険に
追加したり削ったりするものでは?

A. 他にも、別の保険を追加する、入り直すなどの方法もある

今、入っている保険に追加(増額)・削除(減額)する見直し方もありますが、別の保険を追加したり入り直したりする方法もあります。

保険はどんどん保障内容が改良され、保険料も安くなる方向、契約者サービスも向上しています。このため、新しい保険に入り直したほうがいい場合もあります。

また、一度、加入した保険はずっとそのままでいいと思っている人も多いようですが、人の一生にはライスステージが変わる場面がいくつかあり、必要な保障と保障額が変わります。保険は、そんなライフステージが変わって保障内容を変えたほうがいいときに見直しを行うもので、そのままにしておくものではありません。

いかがでしたか?  保険は時代の流れとともに変わり、それに伴って考え方も変わります。いつまでも昔の考え方にとらわれた思い込みや疑問をそのままにしておかないで、ときどき「保険の新常識」をチェックして、賢く保険とお付き合いしてくださいね。

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