住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

失敗に学ぶ家事ラク間取り(2ページ目)

家事スペースの考え方は家族形態や家族構成によって違います。その家族にとっては失敗であっても実は他の家族にはとても参考になることもあります。失敗例から自分達家族にあった家事スペースの形態を探っていきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

ココで失敗?しました-水まわり・玄関まわり編- 

<バス・サニタリーでの失敗例>
1.洗面室に収納スペースがないので、収納用チェストを置いたがやはりその分狭くて動きづらい。
2.浴室を2階にしたら子どもが泥だらけで帰宅してシャワーを浴びる際、階段に泥が落ちて大変
3.トイレの幅が狭いので便器の奥の方が掃除しづらい
4.洗面・脱衣室のコンセントがすべて高い位置にあり、掃除機をかける際コードがぶら下がり邪魔
5.洗面室の扉と、収納の扉があたってしまう。平面図では気が付かなかった


<玄関・廊下・階段・外まわりの失敗例>
1.玄関の風通しが悪く臭気とカビが発生した
2.靴箱の他に収納スペースを設けなかったのでアウトドア用品を入れる場所がない
3.駐車スペースと玄関が離れていて、さらに車を入れるのが難しい位置にある
4.廊下と階段のコンセントの位置が悪く、階段掃除の際に途中で差し替えが面倒
5.階段につけた窓は小さく光があまり入らず昼間も薄暗い


失敗例からヒントへ-考え方を整理する 

■リビング
リビングは他の部屋(寝室・キッチン・浴室等)と比べると主目的な行為はありません。家族共用のスペースなので家中からいろいろなものが集まってきます。最低限の収納スペースは確保しておきましょう。家具のレイアウトは図面上(m2)と実際の広さ(m3)では違います。実際の広さに対応した家具のサイズを選ぶことです。


■キッチン
キッチンは間取りの中において重要な位置として考えます。キッチンを単なる設備機器をそろえた機能的な作業スペースとして考えるのか、親子・家族のコミュニケーションスペースとして考えるのかによっても変わります。何を1番大切にするのかをはっきり明確にしてレイアウトを考えることです。


■バス・サニタリー
一般的に1ヶ所にまとめることが多いようです。行為そのものがはっきりしているところでもあります。機能的でありながら、メンテナンスや日常の手入れ等にも配慮が必要な箇所です。生活の場面をより強くイメージし、それを活かしその場所は失敗は許されないくらいの気持ちでチェックすることです。


■玄関・廊下・階段・外まわり
家の外と中をつなぐ廊下や階段は家事のしやすさに大きく影響を与えます。家事負担軽減を図るには、廊下と階段をどう有効利用するかがポイントです。また、それが魅力的なスペースにもなるのです。家族らしさを玄関・廊下・階段で演出してみて下さい。
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