天空の花園へようこそ! 湯沢高原アルプの里
今回の行き先は【新潟】
天空の花園へようこそ!湯沢高原アルプの里
今回は、そんなスキー場の緑豊かなオフシーズンの風景から、湯沢高原アルプの里をご紹介します。スキー場のゲレンデにゆりの花が美しく咲くさまは、まさに天空の花園なのです。
標高1000メートルに位置する天空の花園
湯沢高原(Yahoo! 地図情報)は、新潟県南部の湯沢町にあります。豪雪地帯で知られる上越国境の湯沢町にはたくさんのスキー場があり、冬になるとスキーやスノーボードを楽しむ人たちでにぎわいます。湯沢高原は越後湯沢駅から歩いて10分ほどの山麓駅(ロープウェイステーション)から166人乗りの湯沢高原ロープウェイでゲレンデに行けるスキー場。
最近では連絡用のロープウェイを使って隣接のガーラ湯沢スキー場とも行き来できるようになり、広大なエリアを自由自在に動き回ることができます。
そんな湯沢高原スキー場の緑豊かなオフシーズンは、「湯沢高原アルプの里」として営業。ゲレンデの斜面を活用して毎年花畑が作られます。
その花畑の主役は様々な色合いをもつゆりの花。実に5万球にも及ぶ球根がゲレンデの斜面を飾ります。
湯沢高原はゲレンデの標高そのものが高い位置にあることから、下を見下ろせる場所が多いです。そのため、ゆりの花畑が天空に浮いているかのような錯覚に陥ります。まさに天空の花園と呼んでも差し支えないでしょう。
標高1000メートルの高さゆえに花の開花は遅く、7月下旬から8月中旬が見頃。平地より遅い時期に花が楽しめるのもいいですね。
ロックガーデンでは高山植物が楽しめます
湯沢高原アルプの里には、ゆり園以外にも日本一の広さを持つロックガーデンがあります。ロープウェイを下りた山頂駅(パノラマステーション)からシャトルバスに乗って行くことができます。このロックガーデンは、上越国境を貫いた上越新幹線の大清水トンネル工事で出た石を使って造られたものなのです。
ロックガーデンの中では、時期にもよりますがエーデルワイスやミヤマキンバイなど可愛い花を咲かせる高山植物が咲いているのが見られます。
またシャトルバス乗り場近くのあやめが池のまわりにもニッコウキスゲなどいろいろな種類の花を見つけることができますよ。花のガイドブックを片手に歩き回るのも楽しいですね。
湯沢高原アルプの里のゆり園をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
湯沢町はスキーと共に温泉にも恵まれた町。ロープウェイの山麓駅にコマクサの湯が併設されていますし、越後湯沢駅の構内にある「ぽんしゅ館」の中には温泉入浴ができる「酒風呂湯の沢」がありますので、ゆりの花畑を散策した後、軽く汗を流すことも可能ですね。米どころ新潟のおいしいご飯を楽しむのとあわせて、天空の花園を楽しみに湯沢高原へぜひ出かけて見てください。
湯沢高原へのアプローチ
越後湯沢へは、上越新幹線「とき」または「たにがわ」で
アクセス:
<鉄道>
・上越新幹線「とき」「たにがわ」で越後湯沢駅へ。
越後湯沢駅の新幹線口より徒歩10分程度で、湯沢ロープウェイ乗り場に。
湯沢ロープウェイで山頂へ。
<車の場合>
・関越自動車道 湯沢インターチェンジから国道17号線で越後湯沢駅方面へ。
【関連サイト】
◇「甲信越の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで甲信越の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。