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ファーストシューズにはハイカットがおすすめ!ベビー靴の選び方

赤ちゃんがつかまり立ちしだすと、気になるのがファーストシューズ(ベビーが最初に履く靴)。ファーストシューズはハイカットがおすすめです。良いベビー靴の6つの条件と選ぶ際の注意点、またファーストシューズ選びでよくある質問にQ&A式でお答えします。

田中 梨香

執筆者:田中 梨香

ベビー用品ガイド

ファーストシューズ・ベビー靴の選び方!ハイカットがおすすめな理由

ファーストシューズはハイカットがおすすめ!

ファーストシューズはハイカットがおすすめ!

赤ちゃんがつかまり立ちしだすと、気になるのがファーストシューズ。いつから履かせれば良いの? 何を選べばいいの?靴選びに関して、どういうところを見れば良いの?というところをお伝えします。具体的なおすすめは『人気・おすすめファーストシューズ』記事をご覧ください。
   

良いファーストシューズ・ベビー靴の6つの条件とは

ファーストシューズ、どんなものがいい?

ファーストシューズ、どんなものがいい?

ファーストシューズやベビー靴、子供靴にはいろいろなものがあり、値段もさまざま。どんな靴が子どもにとって良いのでしょうか。特に大事な6つの条件は以下です。

1.つま先が少し上がっていること
赤ちゃんから大体3~4歳ぐらいまでは「土踏まず」ができていないのと、かかとの骨が未発達なので、歩き方が「よちよちベタベタ歩き」なのが特徴です。そのため、歩く時に足の蹴りだしがスムーズに行えるように、つま先は少し上がっている方がつまづきにくいです。

2.「足指の根本部分のみ曲がる」靴であること
歩く時に、足は足指の付け根を曲げて歩くもの。靴も同じように足指の付け根部分が曲がらないと、非常に歩きづらいです。また、足に大きな負担がかかります。「足指の根元部分のみ曲がる」靴を選びましょう。逆に言うと、「足指の根元部分以外も曲がる靴」は避けましょう。選ぶ時に、実際に触ってみてくださいね。

3.かかと部分がしっかりしていて曲がらない靴であること
赤ちゃんの足はかかとの骨が未発達。靴のかかとでしっかり支えてあげると歩きやすいため、ベビー靴のかかとは固めが良いです。手でかかとを潰そうとしても固くて無理という位しっかりしているのがベスト! メーカーによって固さは異なると思いますので、これもいろいろ触ってみましょう。

4.ハイカットの靴であること
かかと部分をしっかり支えやすいのは、ローカットよりハイカットの靴です。特にファーストシューズはハイカットをオススメします。

5.靴底がしっかりした素材で、滑り止めがついていること
日本で子どもが実際に歩くのは、外は塗装されたアスファルト。そして、建物の中はツルツルしたコンクリートがほとんどです。固い地面は思っている以上に足に衝撃を与えます。特に、土踏まずのない子どもは、その衝撃がそのまま脳に伝わってしまいます。衝撃を受け止めるのが靴の役割のひとつでもありますが、もしその靴底が柔らかいものだったら、衝撃はあまり吸収しません。ブーティーなどの布の柔らかい靴は、家の中だけにとどめておいた方が良いでしょう。また、くぼみがなく、つるんとした底は滑りやすいので、おすすめしません。「滑り止め」がついているものを選びましょう。

6.足を固定するマジックベルトが2つ以上、もしくは紐靴であること
一番のおススメは紐通し部分が5つ以上ある紐靴です。なぜかというと、足にぴったり合わせやすく、微調節がしやすいからです。足と靴が一体になることができれば、歩きやすく、子どもも長い間歩くことができます。ただ、紐靴はあまり多くありません。その次におすすめするのはマジックベルトタイプです。ただし、2つ以上がベター。1つよりしっかり固定させやすいからです。また、ベルトを反対側の金具に通し、引き戻して止めるタイプの方がしっかり止まりますので、よりおすすめです。
 

ファーストシューズ・ベビー靴を選ぶときに注意すべきこと

次に、ファーストシューズ、ベビー靴、子供靴を選ぶときに注意すべきことを挙げます。

1.足のサイズプラス0.5~1cmまでの靴を買う
足指をたくさん動かすことが「土ふまず」の発達を促し、ひいては運動能力を高めます。足指を圧迫しないような適度な広さと高さが必要です。靴のサイズの目安は、足の大きさプラス0.5~1cmまでです。それ以上小さいと、指が自由に動かせず指の変形の原因にもなりかねませんし、逆に大きすぎると、靴の中で遊んでしまい、歩きにくく、かつ爪を痛めてしまいます。

2.デザイン優先より、お子さんの足に合うかを重視
服選びやパパ・ママの自身の靴選びでは、一番最初にチェックするのは「デザインと色」だと思いますが、お子さんの靴選びだけは、「お子さんの足に合うかどうか」を最優先し、デザインと色は後回しです! お店の人にいくつかお子さんに合う靴を選んでもらって、その中から好きなデザイン・色を選ぶようにすると良いでしょう。

3.お子さんの足幅に合った靴を選ぶ
子どもの足型は、大体3つのタイプに分類することができます。
  • 足が細くて甲も薄い「細薄タイプ」 
  • 幅が広くて甲の厚みがある「広厚タイプ」
  • 両方に当てはまらない「普通タイプ」
産まれてすぐから1歳半ぐらいまではあまり分からないですが、それ以降は3つのタイプに分かれてくるそうです。一番大事なのは自分のお子さんがどのタイプかを知り、そのタイプに合わせた靴を選ぶことです。子どもの足をたくさん見ているシューフィッターさんに見てもらうのが一番です。

4.スリッポンタイプのサンダルは、極力短時間で
特に夏はスリッポンタイプのサンダルは、履かせるのも楽ですが、良い靴の条件で挙げた条件には当てはまりません。ファーストシューズとしては避けましょう。また、日常使いではなく、短時間での使用をおすすめします。

5.足について、詳しい店員さんに選んでもらう
お店選びは何より大事です。特に以下の条件に当てはまるお店をおすすめします。また、お店によっては取り扱いがないメーカーもあるので、事前に取り扱いのあるメーカーや、サイズがある程度分かっている場合は、行く前に電話で確認するとよいでしょう。
  • 店員さんが子どもの足や靴についての必要な知識を持っている店
  • 5mm刻みでサイズ展開をしているブランドを多く揃えている店
  • 足幅が広め、普通、細めの3タイプの靴を揃えてある店
 

ファーストシューズ選びに関するQ&A

そろそろファーストシューズを準備する時期?

そろそろファーストシューズを準備する時期?

ファーストシューズ選びでよくある質問にお答えします。

Q:
ファーストシューズいつから履かせれば良いの?

A:
個人差があるので何ヶ月からとは言えませんが、「つかまり立ち」をするようになってからが良いでしょう。一般的に、ファーストシューズのサイズは10cmからが多いです。

Q:
何ヶ月毎に買い換えれば良いの?

A:
子どもの足の成長は個人差があり、急に大きくなることもあるので、一概には言えませんが、3ヶ月に一度はサイズを測ってもらうと良いでしょう。また、靴の中敷につく足の跡で、きつくなっていないかどうかを確認することもできます。

Q:
靴屋さんでいろいろな靴を見たいと思って履かせようとしても、子どもが逃げたり泣きわめいたりして大変。何かいい方法は?

A:
お子さんにとっては、いきなり知らない人に足を掴まれたり、家とは違う雰囲気が怖かったり……と不安で逃げたり泣いたりということなのでしょうね。

対応策ですが、まずは靴を見に行くという日の前の晩から、「明日は○○くん・○○ちゃんが歩く時に必要な靴を見に行こうね」、「靴を買うにはサイズを計るんだよ。お店の人に足を見てもらおうね」、「靴を履いて外に逃げると、人にぶつかって『イタイイタイ』だからやめようね」など、分からないかもしれませんが、お子さんにきちんと言い聞かせておきましょう。

そして、靴売り場に行く時ですが、デパートなどではおもちゃ売り場を先に見せないことです。おもちゃ売り場は買い物が終わってから、最後の最後にとっておきましょう。先に見せてしまうと、「おもちゃを見たい!」と逃げ出してしまう確率が高いです(ガイドも経験済みです)。できれば、おもちゃ売り場を通ることなく、靴売り場に行ける道を調べておきましょう。

そして、靴屋さんに着いてからも、いきなり店員さんに話かけることはせず、お子さんの様子を見つつ、「靴がいっぱいあるね」と雰囲気に慣れさせましょう。もし店員さんに話しかけられたら、「この子、初めてのところに慣れるのに時間がかかるので、サイズを計るのはもう少し待ってもらっていいですか?」と、その間に、商品の違いやどんなタイプがあるのかを聞いて、慣らす時間を持てると良いと思います。

これで「いきなり嫌なことをされた」という思いを軽減できるかと思います。後はサイズを計る時にどうしてもぐずるときは最終手段の「おもちゃ」に頼りましょう。一度も見せたことのないおもちゃの方が興味を持つかもしれません。いきなり「ジャーン!」と取り出し気を引きつけるのです。おもちゃも、何か変化がつくような物がなおいいです。本当はどの靴屋さんにもお子さんをあやすようなおもちゃが置いてあると一番いいのですが、ないところは、自分で持って行くのが良いと思います。

靴選びが終わったら「静かにしてくれてありがとう。ママ助かったわ。静かにしてくれたから○○くん(ちゃん)の靴が選べたよ」と褒めまくりましょう。帰りにも褒めて、夜お布団の中で寝る前にも褒めましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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