グランドサークルのオアシス、ザイオン国立公園(ユタ州)
ザイオン国立公園はラスベガスの北2時間半と、ラスベガスから最も近い国立公園です。赤土と砂漠ばかりのグランドサークル内にありながら、切り立った白い岩と緑の木々が多い国立公園で、“グランドサークルのオアシス”的な存在。ラスベガスからは1日ツアーもたくさんありますし、レンタカーでも気軽にアクセスできます。概要を見るだけなら数時間の滞在でOKなので、ここから約2時間北にあるブライスキャニオンとセットで訪れる人も多いです。
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奇妙な形をしたオレンジの岩が特徴
ブライスキャニオン国立公園(ユタ州)
ザイオン国立公園から約2時間北にある、ガイドが一番好きな国立公園です。オレンジ色のフードゥーと呼ばれる突起群が、すり鉢上の大地に無数に生えていて、その姿はまるで「天空の城ラピュタ(1986)」の世界のよう。グランドサークルの中で最も標高が高く、最高地点で標高3000m近くになります。夏でも、夜になると10度以下まで気温が下がりますし、冬はマイナス20度近くになることもしばしば。雪が大量に降り積もり、ブライスキャニオンを覆います。土の中に含まれた水分が、毎年、氷結と溶解を繰り返すことにより、美しいフードゥーが作り出されました。
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ナバホの聖地、モニュメントバレー(ユタ州/アリゾナ州)
モニュメントバレーは、ネイティブアメリカンのナバホの人たちが昔から聖地として崇めていたところで、国立公園ではありません。グランドキャニオン国立公園から約3時間東に行ったユタ州とアリゾナ州の州境に位置します。モニュメントバレーには、ビュートと呼ばれる台地から突き出した巨大岩がぽこぽこあり、それらの岩にはミトンやスリーリスターズ、エレファントビュートなど、形によって1つ1つ名前がつけられています。モニュメントバレー内は未舗装で、自分の車、またはジープツアーに参加して回ります。
ここは、映画監督ジョンフォードが好んで西部劇を撮った場所としても有名。映画の世界そのままを見ることができますので、旅行に行く前に「駅馬車(1939)」や「荒野の決闘(1946)」などの映画を見ておくといいでしょう。
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