誘惑の仕方
「ストレートに誘う前に、誘惑してみてよ」――と。いわく、女が男を選び、女から仕掛けるのは、昔から変わらないもの。だけど、そこでストレートに誘うのではなく、上手に誘惑して、男から誘わせるのが、“いい女”であり、“いい男をつかめる女”なのだと彼はいう。
誘惑の仕方とは? 上手な誘惑の4つの種類
好意のある相手のパーソナルスペースに入ることができる?
男らしい男を選び、その男と確実に繋がれるのは、誘惑の上手な女なのかもしれない。
では、誘惑とは何だろう。それは、素敵だなと思う異性に出逢ったら、好意を持っているというサインを密やかに(間接的に)伝えること。そのサインを読みとって、相手の恋心と行動力を喚起させること。
周囲の男性の意見と、これまで見てきた誘惑上手な女性たちの手練手管を参考に、普遍的であざと過ぎずに、意中の人に効く「誘惑」の種類と段階を考えてみたい。
誘惑の仕方1:まずは視線で気づかせる
まずは、自分の存在をアピールして認識してもらうこと。たとえば、パーティーで出会った彼なら、まずは、会場内で彼の視界に入る場所に移動すること。最初のうちは、彼の視線を気にしないようにしながら、美しい立ち姿、仕草などの立ち居振る舞いで魅せる。(存在感の華もふくめ、姿勢や仕草は一朝一夕で身に着くものではないので、日頃の修練が必要でしょうが……)
次に、“視線”を合わせる。誰かと話している途中に、意中の人に、さり気なく、視線を送る。様子を伺いながら、彼がこちらを気にし始めるまで、短く軽く、少しだけ意味深に何度か送ってみる。
誘惑の仕方2:言葉を交わす
視線が何度か合ったら、次は「会話」に持ち込む。共通の知人がいそうなら、その人を介するのほうがスムーズだけど、もし、いない場合は、チャレンジ。まずは、話しかけるタイミングをうかがう。視線が長めに合った時、そして、彼がひとりになった瞬間がオーソドックスなタイミング。内容は、いわゆる何でもない話でいいと思う。「パーティーに来たきっかけ」「共通の知人探し」「仕事のこと」(パーティーの空気やその趣旨にもよりますが)。会話の第一印象において、内容よりも大事だと言われるのが、表情と声のトーン。不自然に作り込む必要はないけれど、できるだけ優しくていねいであることを心がけたい。
会話がのってきたら、「また話したい」「素敵ですね」などのプラスのキーワードを随所に盛り込むのもおすすめ。
誘惑の仕方3:相手に合わせて動く
同調行動は心理学の基本。誘える女は知的であり、知的な女には色気がある
それは、動物にとっては本能的な求愛行動(ちなみに、同調した動きを昇華させたのがダンスなのだそう)。詳しい学問や理論は知らなくとも、たしかに、目の前の相手が自分の動きをフォローしてくれると何となく好意を感じるもの。ぜひ、適度に活用してみたい。
誘惑の仕方4:触れる
誘惑において、「触れる」という行為は、やはり最強。そんなことはみんな分かっているけれど、マニュアル本で提唱しているようなボディ・タッチ術って、あざと過ぎるし、ダサいと思う。一方では、これもまた本能。特に女性はそう。たとえば、酔っ払った時に、(老若男女問わず)好意ある人に触れてしまうのは多くの女の人の本能だと思う。女性は、自分を解放した時に、言葉よりも、体で好意を示す生き物なのだ。だから、ボディタッチを計算して駆使するというよりは、まずは、自分の本能に忠実に、「好きな人に触れる」という行為を自分に許す。その上で、節度を守れば(人前で触れる場所を考える、触り過ぎない)、あざとくならないんじゃないかなと。
とある超野獣な芸人さんは、この“触れる”という行為を自分に恋心があるかどうかのリトマス紙にしているのだと語っていた。「好みの女の子の隣に座った時に手をイスに置き、自分の小指を彼女の小指を触れ合わせてみて、相手が嫌がらなければ、脈がアリと判断している」らしい。たしかに、間違ってはいない。それだけ、身体は正直なのだ。
臆病で鈍感な男子が増えていると言われている時代だけど、その恋心を呼び覚ますほどの、誘惑術を身につけたら、いい女になれそうだし、男っぽい男も育つ。きっと恋ももっと面白くなるはず。
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