円高が追い風の海外旅行
便利に、そしてムダなく外貨両替をするポイントは?
HISによれば、 この夏人気の渡航先はホノルル、ソウル、グアムなど。2011年は、企業が節電のために例年より長めの夏休みを導入する傾向もあり、海外旅行に出かけやすい状況といえそうです。
両替の選択肢は、銀行、両替所、金券ショップ、FX会社など多彩
一層お得に旅を楽しむために、外貨の両替方法をしっかり検討するのがよいでしょう。両替には手数料がかかりますが、この手数料は取り扱う会社や窓口によって異なります。同じ銀行でも、両替専門の窓口を利用することで手数料が安くなることがありますし、金券ショップや特定のFX会社を利用するのも手数料節約の裏技です。例えば三井住友銀行の場合 、通常の窓口で円をドルに両替すると、1ドルあたり3円の手数料がかかりますが、外貨両替専門の窓口を利用すると、1ドルあたりの手数料は2.7円に。みずほ銀行は 、通常の窓口での両替手数料が1ユーロあたり6円ですが、専門の窓口では1ユーロあたり4円になります。
また外貨両替ができる金券ショップ大黒屋では 、1ドルあたりの手数料が2円、1ユーロあたり4円。比較的割安な手数料を設定しています。
FX会社では外貨両替サービス(コンバージョンサービス)も行っているところもあり、マネーパートナーズのコンバージョン(外貨両替)の手数料は、1ドルあたり0.206円、1ユーロあたり0.211円。また事務手数料500円を支払えば、成田空港で受け取ることが可能です。ただし、日本円を持っていけばその場ですぐに両替ができるわけではなく、口座を開いている必要があったり、受け取りまでに1週間程度かかることがある点には注意してください。詳しくはFXで外貨両替の手数料を10分の1以下にする方法を参考にして下さい。
※為替レート・手数料等は2011年7月18日、19日の情報を基にしています
来年以降の海外旅行に備えるなら外貨預金も
「この夏は海外旅行の予定はないけれど、いまの為替レートで外貨に換えておきたい」、「旅行で余った外貨を次の旅行まで残しておきたい」という人には外貨預金(詳しくは外貨預金の基礎を学ぼう)がオススメ。必要になって引き出すまでの間は金利を受け取ることができますし、別途手数料がかかりますが外貨のまま引き出したり預け入れたりできるので便利です。また、旅行直前に円安が進んでがっかり……なんて事態をさけるため、こつこつ外貨を積み立てる場合にも利用できます。
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