住宅設計・間取り/収納プラン

収納で失敗しない!施主が伝えた7つのこと(4ページ目)

収納スペースがどんなにたっぷりあっても、生活スタイルに合わなければ結果として無駄な費用がかかるだけ。住み手でなければ分からないことを伝えるにはどうする?

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

 

7.既存の家具との組み合わせ

キッチン収納

活かせる家具はそのまま使いましょう

新居での暮らしがスタートするとはいえ、使いなれてきた家具をこれまで通り使いたいということもあるはず。井浦家では、キャスター付きの調理台が必需品なので、それがスッポリ収まるカウンターを注文。来客のときには、調理台を引き出せば2倍の作業スペースが生まれます。そしてお料理好きなご主人が、腕を振るわれるときにも活用されているそうです。

寝室のウォークインクローゼットも、既存のラック収納を収めることを前提に計画しています。ラックと向かい合わせになる壁面には、ハンガーパイプと棚でのシンプルな造りにして、無印良品の引き出しケースが置ける設計になっています。

初めての家づくりで様々なことを体験した井浦さんは、最後にこう語ります。「家づくりは大変で、苦労が多いということを言われる方も多いですが、私はとても楽しかったし、これからも工夫したり育てていける家ができて楽しむことができているんです。そういうことをお伝えする機会をこれからも持ちたいなと思っています。」

そして、これから家を建てたい人向けに、家づくりのワークショップ「建てた人に聞いてみよう! 建築家との家づくり」を開催しています。次回は8月20日(土)9:30~11:30。ご興味のある方は問い合わせてみては? 家づくりは、一生に一度かもしれないビッグプロジェクト。家族と共に歩んで成長していける家にしたいですね。

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