スイスで楽しむ秋の味覚

■ジビエ料理
ジビエ料理

スイスの秋の味覚といえば、ジビエ料理

秋のスイス、もう一つの楽しみが食事。山岳地帯が国土の大半を占めるスイスでは、狩猟期が始まる9月から各地のレストランで野生動物を使った特別メニューが登場します。

レストランの前の黒板や貼り紙に、Wild(ドイツ語)やChasse(フランス語)と書かれた文字が目印。他のメニューに比べて値段はやや高めですが、この時期ならではの味を一度は試してみたいもの。野生ヤギや鹿の煮込み料理やソテーが定番で、パスタや野菜、焼き栗などの付け合せが食欲をそそります。

 

■栗
栗のイメージ画像

栗をふんだんに使ったデザートも楽しみ

厳しい気候の山の中で、栗は歴史的に貴重な栄養源でした。現在もスイス各地に栗の森が残されていますが、特に有名な地域がスイス東南部のブレガリアの谷。イタリアとの国境沿いにあるカスタセーニャや、セガンティーニゆかりのソーリオの村にはヨーロッパでも有数の栗の森があることで知られています。

 
ソーリオの村

画家セガンティーニが冬の間過ごしたソーリオの村

栗の収穫は10月中旬~11月中旬。秋にブレガリアの谷を訪れたなら、栗料理をぜひ試してみて。スイス南部のルガーノでも、10月に入ると町の目抜き通りに栗の屋台が立ちます。

■キノコ
国土の3分の1が森林のスイスでは、各地でキノコが採れ、地元の人も秋になるとキノコ狩りを楽しみにするほど。秋は採れたてのキノコを食べるにも絶好の季節です。

 

秋のイベントの数々

■牧下り
牧下りの牛

夏の間、高地では牧夫たちがチーズづくりに励む

夏の間高地で放牧していた牛を、麓の村に一斉に降ろす行事がスイス各地の村で行われます。時期は毎年9月下旬から10月上旬。大きなカウベル(牛の首に付ける鈴)をガラン・ゴロンと鳴らしながら、カラフルな衣装に身を包んだ牧童とともに、牛たちが麓の村を目指します。その夏にたくさんミルクを出した牛の角には、目立つように花飾りが付けられます。

牧下りの日時は、あらかじめ公表されないことが多いため、それに合わせて旅行の計画を立てるのは難しいのですが、運が良ければ年に一度のお祭りに遭遇できるかもしれません。
「どうしても見たい」という場合は、スイス西部、ジュラ地方のサンセルグへ。ここでは毎年例外的に牧下りの予定が決められていて、2011年の予定は、10月1日です。

 

■音楽祭
秋は芸術の季節。スイスでも各地で音楽祭や映画祭など、いろいろな文化イベントが開催されます。例えばルツェルンでは夏の音楽祭(クラシック)に続き、秋も「ルツェルン・フェスティバル(ピアノ)」を開催、世界各国から集まったピアニストたちの演奏を楽しむことができます(2011年は11月21~27日に開催)。