ドバイの通貨と両替事情
ドバイの金融関連施設が立ち並ぶ、ドバイクリークの風景
ドバイの通貨ディルハム (Dh・Dhs・AED)・フィルス(Fils)
ドバイの通貨ディルハムには、8枚の紙幣と3枚のコインがあります。(記念コインなどは省く)西田麻紀著旅の指さし会話帳ドバイより抜粋
Dh1=100Filsです。
1米ドルは、いつでも3.6725ディルハムの固定相場制。円高のときなら、日本円をドバイで両替するよりも、日本でドルを入手して、現地でドルからディルハムに両替するのがお得です!
両替する現金の目安としては、カードを駆使して滞在日数を5日間と仮定した場合、3万円分くらい(約1000ディルハム)で十分かと思います。もちろんホテルや訪れる観光スポット、レストラン、スパなどによっても大幅にかわってくるので、あくまで目安です。
ドバイの通貨の種類
ドバイの通貨には、8種類の紙幣と3種類の硬貨があります(記念コインなどを省く)。紙幣
- Dh1000
- Dh500
- Dh200
- Dh100
- Dh50
- Dh20
- Dh10
- Dh5
- Dh1
- 50Fils
- 25Fils
どこで両替をする?便利&お得なのは
ドバイのカラフルなディルハム紙幣
まずドバイに到着したら手軽になおかつ安心して換金できるのが空港の両替屋さん。また、一番レートがよいのが街の両替屋さんです。MONEY EXCHANGEの看板が掲げられているので、すぐに見つけることができます。ガイドがよく利用するのは「トーマスクック」(Al Rostamani Exchange)。お店と担当者と運にもよりますが、両替額が多いと、ちょっぴり良いレートをくれることがあります。余裕があれば事前に電話でレートを交渉するという裏技も。その際は、担当者の名前を聞いておきましょう。
ホテルのフロントでの両替に比べると大型ショッピングモールにある両替屋さんも、気軽に使えます。往復のタクシー代や時間を捻出して、路面両替ショップに行くことを考えれば、限られた時間を有効活用できるショッピングモールは大変便利で、実は路面店に行くより結果的にはお得かもしれませんね。
信頼できる旅行会社の現地ガイドさんなどと話をする機会があれば、近くにあるおすすめの両替所を聞いてみるのも一つの手です。スケジュールと相談しながら、自分に合った両替法をご選択ください。
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■Thimas Cook AL Rostamani Exchange(アル・ロスタマーニ エクスチェンジ)
ドバイモール、イブンバトゥータモール、モールオブジエミレーツをはじめ便利なロケーションに多く店舗を構える両替屋。シェイクザイード通りなどの路面店もある。
ATMを利用する
ドバイにはショッピングモールをはじめ、各所にATMが沢山設置してあります。利用できるクレジットカードを持っていれば、とりあえずはATMから現地通貨ディルハムをキャッシングすることができます。念のため、自分の持っているクレジットカードがドバイのATMで利用できるかを事前確認しておくと安心ですね。手数料なども把握しておきましょう。また、忘れがちな暗証番号も必ず事前にご確認を!
ドバイのクレジットカード事情
ドバイでは、ほとんどのホテル、レストラン、ショッピングモール、スパ、タクシーなどでクレジットカードが広く使われています。ただ、スークの中にある小型店や路面レストランなど、高額取引がないであろう場所では、クレジットカードを使えないところもあります。ビザ、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナース・クラブなどのクレジットカードは、どこでもほぼ使用可能ですが、JCBは使えないところもありますので事前にご確認ください。
ディルハムが余ったら?ディルハムから円への両替
ディルハムから円への両替は、できるところの少なさやレートも考慮し、考えないようにすることが良いかもしれません。ディルハム建て預金ができる銀行もありますが、現金振り込みのみの取扱いとなることも。窓口で入金ができないことなども難点。クレジットカードが使える場所では、クレジットカードを利用し、できるだけ最小額をディルハムに両替。最終日には、思い出にとっておきたいコインなどは別として、空港で免税品やドバイならではの当選確率が高い宝くじなどを購入するなど、手持ちのディルハムを全部使うか、空港や航空会社が行っている基金に寄付する等の方法も選択肢に是非入れてみてください。
ドバイでは、VAT(付加価値税)の導入がスタートし、ガイドの感覚では、加えマイルドな物価上昇も感じます。自分がどのようなプランでどのようなお金の使い方をするのかを事前に下調べしておくと安心ですね。
参考記事:ドバイの物価と旅の予算