下町に大人の男性のための素晴らしい“倉庫”
2011年4月8日オープン、男性的なヨーロッパ・アンティークの宇宙。
店内に入ってすぐに目を奪われた巨大ソファ。左手には明るいテラス席が設けられて。
店名に「人やモノをつなぎ、交流が生まれる場所に」という願いを託したオーナーは、グラフィックデザイナー/アートディレクターの水上義近さん。築30年になるビルの一階を、奥さまの芦田幸代さんをはじめとするスタッフの協力を得て、ほぼセルフ・リノベーションで仕上げました。タイル貼り、壁塗りも自分たちの手で。
左:小さな半個室空間に置かれていた椅子。革にびっしりと鋲が並んで。右:贅沢な「通路」の奥にPORTMANS CAFEの真骨頂的スペース。
カフェは奥行きのある造り。ずっしりと量感のあるソファが向かいあう一角に目を奪われたり、個室空間をのぞいたりしながら通路を進むにつれ、空気の密度が濃くなっていくように感じられます。
そして最奥の部屋には、水上義近さんが幼い頃から慣れ親しんだアンティークの世界が、たしかなセンスと完成度をもって構築されていました。水上さんの感覚に影響を与えたものはなんでしょうか?
▼両親は小樽で予約制のギャラリーカフェを経営
飴色になった古い旅行鞄は、いつも物語の気配を漂わせていますね。