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人気のアルパイン「ビッグX」が2タイプに増殖!

7型モニターの1.43倍の面積を持つ8型大画面で人気のアルパインHDDナビ「ビッグX」がモデルチェンジ。それにともない、メモリータイプも追加され、より「ビッグX」が身近になった!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

2DINサイズのAVナビでは、7型ワイドモニターが一般的だ。その1.43倍もの面積を持つ、8型大画面で人気のHDDナビ、アルパイン「ビッグX」。モデルチェンジに合わせ、メモリータイプも登場し、ラインナップを拡充した。

AV機能がより使いやすく進化

従来のX088に代わるHDDナビがX088V。X088のコンセプトを受け継ぎながら機能&性能を大きく向上させたモデルだ。モニター下に配される、操作する頻度が多い「行き先(目的地検索)」ボタンを大きくするなど、表示にメリハリをつけ使いやすさを向上。また「地デジ」ボタンを新設し、ダイレクトに地デジを見られるようになった。
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新たに2画面機能を採用。地デジ・ダイレクトスイッチを装備するなどAVの使い勝手が上がった


地図+映像の2画面表示も採用。地図部分と映像部分の比率は3:4ほどで、地図部分の面積が映像部分より小さいが、元々の画面が大きいため、2画面表示でも地図が見やすい。また画面にタッチしたまま指をスライドさせることで、地図画面と映像画面の左右を入れ替えることも可能だ。

地デジがより高感度&高画質に楽しめる

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上の黒い部分がスティックアンテナ。一部のパーフェクトフィットに付属

内蔵地デジチューナーは、高感度の4チューナー×4アンテナ・タイプ。デモカーはアルファードだったが、アルファード用の車種専用の取り付けキット=パーフェクトキットには、より高感度受信が可能になる新開発のスティックアンテナが付属していて、これを使えば、さらに受信感度は向上する。湘南方面の弱電界エリアを走ってみても、高画質の12セグで見られる時間が長く、しかもワンセグから12セグ、12セグからワンセグへの切り換えもスムーズ。受信性能が向上したことを実感できた。

ディスプレイは、大きさこそ従来のX088と変わらないものの、ホワイトLEDバックライトは約3倍に増量。そのおかげで、より明るくコントラストの高い映像再現が可能になった。映像の伝送も、デジタル伝送に変更。そのため、きめ細かく鮮明な映像を実現している。また別売のリアビジョン(天吊りモニター)を増設したときにも、高画質伝送ができるし、別売リモコンを使用すれば、リアシートからナビの操作も可能。映像のクオリティも使い勝手も大きく向上している。

手軽にいい音で楽しめる装備が充実

車室内音響データを収録し、リストから車種を選択するだけの簡単な操作で、車種別の音響セッティングができるのもいい。リストに載っている車種なら、音響セッティングだけではなく、別売のバックカメラを増設したときに、めんどうなガイドラインの調整も簡単にできてしまう。またアルファード/ヴェルファイアなど10車種は、セカンドシート用音響データも収録しているので、前席よりも後席を中心に、最適なサウンドが楽しめるような設定もできる。
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車種別の音響セッティングが手軽にできる


このように、X088Vは、8型の大画面を活かすべく、AV機能を重視した設計。他にも、Bluetoothオーディオ対応、HDDミュージック、ソニー・ウォークマン対応など、AV機能は多彩だ。
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