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40歳前に考えておくべき15のマネープラン(2ページ目)

40歳を迎える前に考えてみたいマネープランのポイントを15ほど紹介します。ライフプラン、キャリアプラン、資産運用など考えるべきテーマは山積み。 「40にして惑わず……」なんていってられない!?現代社会を生きるみなさんのヒントになれば幸いです。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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ライフプラン編5つ~40代は生活設計も固まっていく

1.未婚なら生涯独身でいく生活設計を考える
2.既婚なら夫婦の老後を考えた生活設計を考える
3.住宅の取得、ローンの返済が万全か考えてみる
4.子どもがいる場合、子育て費用(特に学費)を考える
5.親の介護について分担、費用負担を考えてみる

最初に考えてみたい5項目は人生とお金のやりくりに大きく関わる項目~結婚(もしくは独身)、子育て、住宅取得、介護~を取り上げています。
40歳になったら、自分の人生に責任を取って生きていくことを考えてみたいところです。

独身で生きていくことはかまいませんが、その場合、ひとりで自分のすべてをまかなう覚悟が必要です。家の確保、介護を人に頼む費用など多くはお金の問題でもあります。しっかり資金準備を考えましょう。

既婚者は子どものある場合、子育て費用を二人でどう確保するかしっかり考え、その次に自分たちの老後のことも考えていく必要があります。老後の準備は後回しにせず、教育資金準備と同時に考えることが必要です。

住宅については、持ち家を現役時代に確保するか、生涯賃貸で借りる分の予算を別途確保するか、どちらかを選択しなければなりません。いずれも資金準備を残り20年で考えていく必要があります。

最後になりますが、親の介護についても少し考えておきましょう。40代で考えるか50代で考えるかは分かりませんが、いつかはやってくる課題です。兄弟姉妹がいれば分担についても考える必要がありますし、金銭的な問題(子が払う必要があるか、親が自分でやりくりできるか)も少し意識しておくべきです。

稼ぎ方編5つ~自分の稼げる範囲でどうやりくりするか

6.自分が残り20年でどれくらい稼げるか考えてみる
7.自分がその中から20年でどれだけ貯められるか考えてみる
8.キャリアアップの余地を考えてみる
9.何歳まで働くつもりか考えてみる(70歳を視野にいれたい)
10.自分が死んだとき、公的年金だけで足りるか考えてみる

40歳前にしっかり考えてみたいテーマとして「稼ぎ方」があります。自分の稼げる能力をしっかり見極め、稼げる範囲でどう貯めたり使ったりするかを考えていかなければなりません。40歳になるというのに、楽観的に「これからビッグになる!」と当てもない希望を持っても仕方ないのです。

例えば、今は年間500万円稼げるとして、これを前提とすれば20年で稼げるお金は1億円です。しかし、その10%を残せたとしても1000万円の貯金にしかなりません。前項目で整理したお金のニーズ(住宅ローンや教育費、老後資金など)に足りるでしょうか?そういうソロバン勘定をリアルに考えてほしいのです。

また、年金受給開始が65歳より後になる可能性は高いと思われますので、「65歳まで働く」「70歳まで働く」「65歳で辞めるけど生活費は確保しておく」といったイメージを作り、自分の希望に応じた準備を始めることが大切です。

今はもう、転職に年齢制限のない時代ですが、多くの場合は保守的な判断、つまり今の会社で定年を迎えることを考えると思います。ただし、決めつける必要はないので、状況に応じて自在に動けるようにしておきましょう。会社に倒産の危機が迫っているのにしがみついても、うまくいかないからです(最悪、準備なしに雇用がいきなり失われ、退職金も全額もらえないことになる)。

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