気持ちは若くても年齢を感じ始める40代

働き盛りの40代

家庭では一家の大黒柱、職場では働き盛りの40代。まだまだ元気な年代ですが、若い頃のようにはいかないことも、ちらほら……?

昭和44年生まれのガイドは、この記事を執筆している今、42歳であり、まさにリアルな感覚です。気持ちは若いつもりですが、徹夜がきつくなったり、白髪が増えたりと、やはり年齢を感じる瞬間もあります。

仕事の面では若手を過ぎて中堅どころに。場合によっては、リーダーとしての役割も求められる年代です。

家庭でも、大黒柱としての働きを求められる時期なので、健康第一で乗りきりたいもの。40代が押さえておくべき健康診断のポイントを解説します。

40代が健康診断で確認すべきポイント

まずは、生活習慣のひずみが実際の血液検査の数値異常として上がってきていないかどうかをチェックしましょう。

代表的なパターンをいくつか挙げます。

■禁煙できていないなら、血液の状態をチェック
タバコ

タバコが止められない。健康に良くないとはわかっているけれども、どうしても手が出てしまうという方も多いのでは。血液検査にその影響が見られることもあります。

タバコを吸うときには一酸化炭素も一緒に吸入します。一酸化炭素はヘモグロビンと強固にくっつきますので、酸素を運搬できるヘモグロビンが不足しがちになります。その結果、赤血球が増え「多血」という状態になります。貧血と逆ですね。赤血球やヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)といった値が正常値より高い時には、要注意です。詳しくは「タバコの有害性・タバコが招く病気」もご参照ください。

■飲酒習慣があるなら、肝臓の健康をチェック
お酒は肝臓の負担をかけることは良く知られています。肝臓への負担は肝臓の細胞の中にある酵素が血液中に漏れ出てくることでチェックすることができます。AST(GOT)、ALT(GPT)、γ− GTPなどが正常値より高い時には、体調は何でもなくても、肝臓は密かに悲鳴をあげているということです。また、尿酸が高くなっていないかもチェックしましょう。お酒は控えめに。休肝日は、週に1~2日は作るようにしましょう。飲酒が招く病気は少なくありません。

■食生活が不規則なら、肥満の関連項目をチェック
不規則な食生活は、肥満を招きます。10年ほど前から、内臓脂肪の蓄積が、血糖のコントロールや血圧にも悪影響を及ぼすことがわかってきました(いわゆるメタボリックシンドロームの概念)。肥満傾向を指摘されている方は、血糖値やコレステロール、中性脂肪などが高めになっていないかどうか要注意です。
  
あと、消化器系のがんについても注意が必要な時期に入ってきます。まずは、便潜血(いわゆる検便)の検査を受けましょう。大腸がんの早期発見に極めて有用な検査です。採集は説明書にある方法をよく読んで行うようになさって下さい。

胃カメラ

胃の調子が今ひとつだけれど、何とか毎日生活はできている……。そんな方も、健康診断の際には是非、一度は胃カメラを受けられることをおすすめします。

また、胃もたれやむかつきなどの症状がある方は、可能であれば胃カメラの検査も受けてみましょう。慢性胃炎以外の病変がないかどうか、ということに加えて、繰り返す胃炎・胃潰瘍の原因であるヘリコバクター・ピロリ菌の有無のチェックも受けておきましょう。

最近は、ピロリ菌と胃がんとの関連も明らかになってきました。除菌法は確立されているので、検査結果が陽性だった場合には、治療を受けられることをおすすめします。

40代女性ならではの健康診断のツボ

40代の女性

まだまだ若々しく、元気いっぱいの年代ですが、ふとしたときに年齢を感じることもあるのではないでしょうか。

40代女性の場合には、やはり婦人科系のがんの項目をチェックしておきましょう。乳がん検診、子宮がん検診は是非とも受けておきましょう。ちなみに、乳がん検診は月1回の自己検診も重要です。

また、更年期障害甲状腺疾患など、この年代の女性に多い疾患についても初期症状のチェックが望ましいです。一般的な血液検査ではわかりづらいですが、疲れやすい、元気がでないといった症状に加え、体重の変動(減少が多い)がある場合には、改めて、医師の診察を受けるようにしましょう。

色々あるけど、がんばっていこう!という40代。まずは、体の健康チェックが基本ですね。

■ 40代の健康診断メニュー例
胸部レントゲン採血・心電図・上部消化管造影・便潜血検査
(女性は上記に加えて、乳がん・子宮がん検診
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項