試して合点!使って納得!シリーズVol.61
日本人の食生活を変える SANYOゴパン
日本人にとって、米は世界に誇れる食生活の根幹をなす食材だ。かって、竃の微妙な火力調節を勘に羽釜で炊き上げたご飯は、昭和30年に登場した電気炊飯器によって誰でも簡単に炊けるようになり、ますます進化を遂げ、今ではIHと圧力機能を加えて、羽釜以上にうまいご飯が炊けるようになった。
その日本人の食生活が、三洋電機のライスブレッドクッカー「GOPAN」の登場によって一大革命を迎えた。
まずい脱脂粉乳と、信じられないくらい味の無いコッペパンの給食で少年時代を過ごした筆者にとって、毎朝のパン食はきわめて身近で、海外旅行で何日もご飯を口にすることがなくてもまったく意に介さない食生活のなかで、今まではホームベーカリーで作る焼立てのトーストに満足してきた。
パンは小麦粉で作るものと疑いを持たなかった人たちにとって、“お米でパンが焼ける!”というのは驚愕であった。食生活を根底から覆すような画期的なライスブレッドクッカーが登場して、早くも一年近くが経ち、その後注文が殺到して商品供給が間に合わず、生産ラインを増設し、今年4月に入ってようやく「ゴパン」の注文を再開するようになり、実際に使ってみた報告である。
GOPAN外観
本体側面から見ると、奥行きが薄くなっているのが分かる
GOPANの部品一式
小麦グルテン(専用サイトから購入できる)