27歳・新たな旅立ち

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外の世界に一歩を踏み出そう!

5年目が過ぎたころになると、自分の後輩たちにもいわゆるレイヤ―(階層)ができていることに気づきます。新入社員もいれば入社2年、3年目もいるというようにです。つまり、自分が通り過ぎてきた道をまさに今、経験している悩みの多い後輩たちから、あなたは相談を受けるべき立場になってきました。

また学生時代の気分もさすがにすっかりと抜け落ち、30代や40代以降のベテランの方々ともうまくコミュニケーションが取れるようになったころでもあります。

そうした責任を感じる半面、やはり外の世界も気になり始めるでしょう。というのも、仕事内容にしても5年目になるとかなり人によって差が出てくるからです。海外駐在するような仲間も中には出てきます。海外赴任に伴い1階級か2階級昇進し、名刺にマネジャーという文字が刷り込まれる同僚もいますので、だんだん焦りも生まれてくる頃です。

27歳を象徴とした、いわゆる20代後半のビジネスマンというのは、転職をした人もしなかった人にとっても、その時期がとても大切な時期であったと振り返る方はたくさんいらっしゃいます。つまり、20代後半というのはビジネスマンにとって最初の大きな人生の転機であったというのです。

27歳は転職適齢期?

ですから転職する人にとっても一種の適齢期といってもいいかもしれません。つまり、最初の転職をこの時期、つまり30歳前後に迎える人は全国的に多く、求人広告には年齢制限が表記されなくなったとはいえ、実質的に35歳までの若手採用を目指す企業が多いことを考慮すれば、やはり20代後半のビジネスマンにとって、転職は大きな人生のオプションになってきます。

一方で、誰にとっても初めての転職は不安なもの。ただ新卒で入社した会社も5年目が過ぎたころになると、会社の同僚の中に転職する人が増えるだけでなく、一方で自分の会社に中途入社で入ってくる人も現れてきます。そうした他社を経験した人と接しているうちに、本当に自分は今の仕事のままでいいのか、自分は出遅れているのではないかと心配になるのも無理はないでしょう。

会社の外に目を向けよう

30歳を前にして、自分が過ごした20代を振り返ることが大切であるばかりでなく、そろそろ次のステップに挑戦するためにも、会社の外の世界に目を向けてみることがお勧めです。転職するかどうかは問題ではありません。積極的に外部の異業種交流会に参加したり、自分が働く業界の集まりに顔を出してみたり、友人の元同僚と会ってみるなど、この時期は自ら積極的に足を運んで情報収集することが大切です。

思いのほか、ほかの業界も大変そうだと気づいたり、自分が恵まれていることがあることにも気づきます。また自分が世間との比較でどのような位置づけにあるか、これからどのように成長していきたいかなどを考えるためには、こうした新たなる旅立ちとも言える、外遊的な活動は大きな意味を持っています。

社内外の人脈を作ろう

引き続き社内の上司や先輩との信頼関係構築にも時間と労力をかけていくべきでしょうが、20代後半にもなれば、社内人脈以上に社外人脈が仕事に大きく生きてきますので、充実した30代・40代を目指すためにも、この時期になったら転職するか否かにかかわらず、積極的に外部のビジネスマンと交流することをお勧めしたいと思います。


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