豊富な商品バリエーションが揃う引き戸

一枚扉のすっきりとしたデザインは、どんな外観にもコーディネートしやすく、幅の狭いエントランスにも取り入れやすい。[エルムーブ16型undefined柿渋調]undefined LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

一枚扉のすっきりとしたデザインは、どんな外観にもコーディネートしやすく、幅の狭いエントランスにも取り入れやすい。[エルムーブ16型 柿渋調]  LIXIL

玄関まわりは住まいの印象を左右し、住む人の暮らしへの想いも感じられるスペース。その中で用いられる玄関扉は、デザインや素材などによって、外観デザインにも大きく影響するもののひとつでしょう。選ぶ際には、使い勝手やデザイン性はもちろん、防犯性や断熱性などを確認することが大切です。

玄関扉は、開き方によって、開き戸(ドア)と引き戸に分けることができます。一般的な片開き戸や親子ドアなどが馴染みのスタイルですが、最近では、引き戸タイプを取り入れた住まいも増えてきています。メーカー商品も豊富に揃い、スライドドアやスライディングドアなどと呼ばれているものもみられます。

引き戸のメリット

■限られたスペースでも設置しやすく、ゆとりある開口部を確保可能
引き戸は、扉を横にスライドさせるため、限られたスペースでも、広い開口部を得られることが大きな特徴。開き戸(ドア)の場合であれば、前後(多くは屋外側)に開閉させるスペースが必要ですが、引き戸の場合は、そのスペースが必要ありません。

たとえば、狭小敷地でポーチ部分が狭く開き戸の開閉スペースが取れない場合、玄関扉を開けるとすぐに門扉があったり道路に面してしまうプランなどでも、引き戸であれば設置することが可能です。また、カーポートスペースと玄関アプローチを兼ねるようなプランでも、引き戸とすることで車のスペースに余裕が生まれ、動きやすく荷物の出し入れなども楽に行えるケースも。引き戸にすることで生まれたゆとりのスペースを有効利用することもできるでしょう。
「大臣認定を取得した防火性能」で安心と快適性を両立した防火ドア。[防火ドアGシリーズundefinedコンコードM06/M02]undefined YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

「大臣認定を取得した防火性能」で安心と快適性を両立した防火ドア。[防火ドアGシリーズ コンコードM06/M02]  YKK AP

■開け放しても扉が邪魔にならない
引き戸は、開け放しておいても扉が邪魔にならないのも大きなメリット。好きな位置で止めておくこともできるので、ドアストッパーの必要なく、大きな荷物を持っていたり、ベビーカーなどでも出入りしやすいのも魅力でしょう。開け放しておくことで風を取り込むこともできますし、開ける幅によって取り入れる風量の調節することも。網戸(オプションで用意されていることも)を設ければ、夏場、室内に爽やかな風を取り入れることもできるでしょう。また、段差が少ないので、車椅子などがスムーズに通ることも可能。脱輪などを防ぐように工夫を施したタイプもみられます。

引き戸の種類と特徴

引き戸には、開閉方法によっていくつかのスタイルがあります。間取りや使い勝手、住まいの全体のデザインに合わせて選ぶことが大切です。
都市型住宅にも和風住宅にもコーディネート可能な多彩なデザインとカラーが揃う。防犯や断熱性にも配慮した引き戸。 [玄関引戸 れん樹undefined現代和風C03undefinedW7 ハニーチェリー]undefined YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

都市型住宅にも和風住宅にもコーディネート可能な多彩なデザインとカラーが揃う。防犯や断熱性にも配慮した引き戸。 [玄関引戸 れん樹 現代和風C03 W7 ハニーチェリー]  YKK AP

■引き違い扉
2枚の引き戸を左右にどちらでも、移動させ開閉することができる扉。格子を用いたデザインの引き違いは、和風の住宅で多く見かけるタイプです。

■片引き扉
1枚の戸を左右どちらかを滑らせて開閉する扉。玄関内に引き込む「内引き込みタイプ」と外壁側へ引き込む「外引き込みタイプ」、片袖部分にガラスなどを組み合わせた「袖付タイプ」もあります。

■2枚(3枚)片引き扉
複数枚の戸が連動して開閉するタイプ。広めの開口部を確保できるので、ベビーカーや車椅子でも利用しやすいでしょう。

■両引込み扉
左右の壁側に引き込んでしまうタイプ。広い開口部を得ることできるスタイルです。

引き戸の素材&デザイン

扉の引き込み側は壁になるため、すっきりとした外まわりが実現する。 [エルムーブ16型undefined柿渋調]undefined LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

扉の引き込み側は壁になるため、すっきりとした外まわりが実現する。 [エルムーブ16型 柿渋調]  LIXIL

玄関引き戸の素材には、金属製(アルミ・鋼板など)や木製があります。木製扉などオリジナルで製作する場合もありますが、メーカー商品としては金属製が多くみられます。

最近のデザイン傾向は、全体的にシンプルでモダンな、和洋どちらの外観デザインにも馴染むようなタイプが多くみられること。スリットや格子、小窓などを取り入れたデザインのもの、金属のシャープなイメージを強調したタイプ、木目の自然の風合いを持つものなど、バリエーションも豊富に揃っています。

引き戸の性能

引き戸の場合、断熱性や防犯性などに不安を感じることもあるかもしれませんが、最近の商品では、いずれの性能も高められ、使いやすい細かな工夫が施された商品がみられます。

■断熱性 
断熱タイプの商品は、断熱材を充填しり、枠に断熱樹脂や気密材を用いたり、複層ガラスやLow-E複層ガラスなどを取り入れるなどして、冷気や暖気の侵入や流出を抑える工夫を施されています。

■防犯性・キーシステム
シリンダーキーや取り外しできるサムターンなど開き戸と同様に、防犯性に配慮した商品も揃っています。また、リモコンやカードの電池・電気錠システムを取り入れることができるタイプも。家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことが可能でしょう。
ボタンを押してカードをかざすだけで、施解錠が可能なキーシステム。カギの締め忘れを防ぎ、出し入れの手間を省くことができる。[引戸PGシリーズundefinedCAZASシステム]undefined LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

ボタンを押してカードをかざすだけで、施解錠が可能なキーシステム。カギの締め忘れを防ぎ、出し入れの手間を省くことができる。[引戸PGシリーズ CAZASシステム]  LIXIL

■採光・通風
扉本体に、スリットや格子、小窓などを取り入れたデザインのものであれば、光を取り入れることができます。片袖部分にガラスなどを組み合わせてもいいでしょう。また、扉本体の中央部分に開閉できる小窓などを設けたタイプであれば、扉を閉めたままでも風を取り入れることが可能です。

■開閉操作
使い勝手を左右するのが引手には、大型のバーやハンドルタイプが多くみられます。最近では、少ない力で開閉できるものもみられますし、開けた扉から手を放すと自動的にドアが静かに閉まるクローザー機能を持つタイプも。閉め忘れの心配がないのがメリットです。

■防火性
建設する地域(防火地域、準防火地域)などによって、建物の外壁に設置される開口部のうち、延焼のおそれのある部分には防火設備(防火戸)を使用するよう定められています。玄関引き戸にも防火戸の商品バリエーションは豊富になってきています。

リフォーム向けの引き戸商品も充実

最近、各メーカーともに商品が充実してきているのが、リフォーム向けの引き戸でしょう。家族が日常的に使用する玄関扉は、老朽化や不具合なども起こりがち。デザイン性や操作性、防犯性や断熱性などを高めるために、リフォームを検討する方に向けて、簡単な工事で取り換え可能な商品がみられます。

メーカーによっては、1日の工事で取り換えができる商品も。既存の壁を壊すことなく、既存の扉枠の上に、新しい枠と扉を取り付けることで、工期も短くて済むというメリットがあるものが多くみられます。引き戸から引き戸へ、開き戸から引き戸へリフォームできるタイプも揃っています。
既存の開き戸(ドア)からでも引き戸にリフォーム可能。壁を壊さないので、一日で取り替えることができる。[かんたんドアリモ アウトセット玄関引戸 Y02 YF キャラメルチーク]undefined YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

既存の開き戸(ドア)からでも引き戸にリフォーム可能。壁を壊さないので、一日で取り替えることができる。[かんたんドアリモ アウトセット玄関引戸 Y02 YF キャラメルチーク]  YKK AP

勝手口や土間スペースに取り入れても

玄関だけでなく、勝手口にも利用しやすい引き戸もみられます。玄関まわりと同様に、敷地が隣家と接近していたり、自転車や物置を置いているため開き戸の開閉スペースの確保が難しい場合などに向いているでしょう。

また、趣味の作業場やストックヤードなど、多目的な土間スペースなどに引き戸を取り入れても。その他、2階にリビング・ダイニングを設けるプランでは、ベランダやバルコニーへの出入口を引き戸とすれば、スペースを取らないのでプランニングもしやすいのではないでしょうか。

ショールームを有効活用して

玄関引き戸を検討する際には、カタログだけでなくショールームで実物の確認すること。商品単体の展示だけでなく、実際に開閉操作ができるように展示されているコーナーもあるので、家族みんなで動かしてみるようにしましょう。

開閉時の重さや取っ手の使いやすさ、キーシステムの操作方法なども確認を。開閉音などもチェックしておきたいポイントでしょう。玄関まわりや外観デザインなども考慮して選ぶことが大切です。


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