「五分と五分」に近づくには?
高良健吾演じる、地方の資産家の息子で遊び人のカズ。
『軽蔑』の真知子とカズのように、強い力で押し合えば、当然激しくぶつかります。それでも「愛してしまったんだから」と覚悟することができるなら、「五分と五分」は成り立つはず。
ただ「互いに必要とする」ことは、相手から愛されることを目的とする共依存的恋愛になりかねないので注意が必要です。共依存とは、自己の評価が過小過ぎるために、他者に認められることでしか満足を得られず、自己犠牲的な献身を行ってしまい、最終的にはその関係から抜け出せなくなること。
自分たちを誰も祝福してくれない田舎で、自信を失いつつも愛そうともがく真知子とカズ。高利貸しの男に「カズさんのためならなんだってする。今すぐ股開いてサービスする」と言う真知子と、単身高利貸しの男の事務所に乗り込むカズは、既に共依存関係にあったのかもしれません。
他人の評価とは関係なく、まずは自分を正当な評価で愛すること。そしてその環境を整えようと努力することが、大人が「五分五分」の恋愛に近づく鍵。恋愛の雲行きがおかしくなってきたら、自分の置かれている環境にまで視野を広げて原因を探ってみましょう。
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