他人ごとではない保険金が未払いになるケース!
過去にすでに保険金を受け取っていても、ケガの経過次第ではさらに保険金を受け取れる可能性があるんです
この結果を見ると、金額よりも件数の多さが目につきます。その理由は、支払いが漏れていたのが「搭乗者傷害特約」であったため。この搭乗者傷害特約(保険)は部位・症例別のケガをサポートしてくれる保険です(死亡時の保険金もあり)。ケガの箇所と症状次第で保険金が決まってくるので、すぐに支払いを受けられるのが特徴ですが、なぜ未払い金が発生したのでしょうか。
治療中でも保険金を受け取れる搭乗者傷害に落とし穴が!
搭乗者傷害特約(保険)は、治療を開始してすぐに保険金が受け取れるのが最大のメリットといえます。保険会社としては「早く保険金を出して治療に役立てて欲しい」、契約者としては「治療費をサポートしてほしい」という双方の思いもあり、ケガの場所、症状が判明したらすぐに保険金が支払われます。ケガをした人にとって、まずは当面の治療費に充当できる保険金が支払われるのは一安心といったところです。しかし経過を見るうち、症状が変化したり、ケガした所が他にもあったりするケースもあります。それが今回のような未払いにつながったようです。次ページで具体的な症例の変化を確認しましょう。