カウンター業とはなにか

3月11日の地震のあと、「部屋にいるのが怖いから」と、ここに避難してきた女性もいるとか。

3月11日の地震のあと、「部屋にいるのが怖いから」と、ここに避難してきた女性もいるとか。

柊さんが決して愛想を振りまくキャラクターではないのに(むしろ一見さんには無表情と感じられるほど)、大人の常連客がついているのは、彼がカウンター業とは何なのかを心得ているからなのかもしれません。
この喫茶店は日が暮れてからはモルトバーとしての貌も持ち、カウンターで和やかな会話が交わされるのです。
オールドブレンド(550円)、カボチャプディング(450円)

左:美しいブラン・ノワール(850円) 右:オールドブレンド(550円)、カボチャプディング(450円)

喫茶店とバーに共通する役割は、帰路につく人々の止まり木になること。幸運がひとつもみつからなかった——そんな一日も、笑いとともに締めくくるために。

ゆえにカウンターマンにとっては、コーヒーやお酒を媒介にして人々のあらゆる話に耳を傾けることが大切な仕事でもあります。

「なぜこんなにカウンターの板が分厚いかといえば、冗談話もつらい悩みも含めて、お客さまの想いをしっかり受けとめるためなんですよ」
カウンター板の厚みは、人の想いを受け止めるため。

カウンター板の厚みは、人の想いを受け止めるため。

そう語る柊さんを通して、お客さまどうしの縁も生まれています。店名はフランス語で「良き友」。心のほどける喫茶店は、いつでも人生の良き友なのです。

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