経済の強さをあらわす「GDP成長率」
GDPの動向はとりあえずチェック!
それを伝える指標がGDP(国内総生産)成長率で、別名「経済成長率」とも呼よばれています。株式市場は中長期でみると、このGDP成長率に比例して成長する傾向があるといわれています。
GDP(国内総生産)とは、「国内で一定期間に生産されたモノやサービスの付加価値の合計」のこと。簡単にいえば、国の経済規模をあらわすものです。その国の経済規模が前回発表時と比べて何%増減したかを表すものが、GDP成長率です。GDP成長率の伸び率は大きいほど、その国の経済が元気であるといえます。反対に伸び率が低下するようなら、経済が悪化していると判断できます(GDP成長率については、こちらとこちらの記事もご参照ください)。
GDP成長率は非常に注目度の高い指標です。意識していれば、四半期に一度発表される速報値を伝える記事が目に入るでしょう。外務省のHPでも世界全体や国ごとのGDP成長率をチェックできます(外務省HP「主要経済指標」)。また、IMFが予測・公表する「世界経済見通し」は世界中のマーケットが注目しているものでとくに要チェックです。
残り2つの大事なニュース、「雇用統計」「金利」については次のページで紹介します。