投資対象は株式
投資は長期間で考えることが大切
株式のリスク
株式で人が嫌がるのは暴落するときがあるということです。もし許される投資期間が単年度だとしたら、年8%のリターンは確かにとても大変なことです。常に暴落の危険と背中合わせにありながら相場を予測し、一定の方向に賭けながら、その予測がはずれたときのリスクヘッジも怠れません。まるでヘッジファンドのファンドマネージャーのような美技が必要です。素人にはチョット・・・ですね。長期投資はリスクを下げる
しかし、期間が30年あるとしたら、8%運用はだれにもまったく簡単なことです。なぜなら、やるべきことはマーケットに居続けることだけだからです。マーケットには暴落もあれば急騰もありますが、10年超の長期でそれらの変動をすべて飲み込んで、平均して8%くらいのリターンを得ることはどんな時代にも可能でした。ですから向こう30年間で平均8%でお金を増やしていくことは株式で十分に可能です。短期的な成果を焦らずに長期投資を心がければ誰にでもOKです。世界中の株式市場に分散する
資産形成に長期の視点でのぞむことと、もう一つ重要なのが分散です。個別の銘柄を追いかけて騰落を当てるのは至難の技です。当たることもあるでしょうが、はずれもあります。トータルで利益をあげるのはプロでも大変なことなのす。ですから、個別の銘柄を狙わないでマーケット全体を買っていくことが賢明です。1990年から過去20年間の世界の株価推移
日本に集中せずに、米国、欧州、新興国にも均等の投資をしていれば、ただマーケットに居続けるだけで約2.8倍に資産は増えていたのです。100年に一度の大暴落の直後でも平均5.3%のリターンでした。ですから、国際分散することがとっても大切なのです。
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