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高配当で注目集めるREITファンドの魅力とリスク(2ページ目)

最近、ネット証券の売れ筋ランキング等によく登場している投資信託に、REIT(リート)ファンドがあります。REITファンドとはどのような投資信託で、なぜ人気を集めているのでしょうか?REITファンドの魅力やリスク、そしてリスクへの対処法まで、REITファンドの基本を解説していきます。

横山 利香

横山 利香

投資をはじめてみよう ガイド

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)、日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー、相続士であるガイドが、自身の投資体験を元に、株式投資や不動産投資を中心とした投資情報や資産運用を紹介。

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リスク1:高コストになりがち 

REITファンドは投資信託ですから、販売手数料や信託報酬といった手数料が発生し、REITに投資するよりも高コストになります。REITファンドを選ぶ際には、同じ商品内容であれば手数料が安い投資信託の方がコストが少ない分、儲けを多くできます。
イラスト

リスクをあらかじめ知って、対処法を実践しましょう!



また、分配金が支払われるREITファンドでは、分配金が支払われるたびに儲けには税金がかかります。税金はコストになりますので、少ない方が儲けは多くなります。同じ商品内容で再投資型の投資信託があるのであれば、そちらを選んだ方がよいでしょう。

リスク2:為替リスクがある 

外国を投資対象としているREITファンドでは、為替相場の変動次第では為替差損を被る恐れもあります。為替差損の発生を最小限に抑えるためには、為替ヘッジの有無で為替ヘッジ有りを選択する方法があります。為替ヘッジ有りを選択した場合には、手数料が発生します。ですから、為替相場が今後、為替ヘッジ手数料を上回るほど円高外貨安に進行すると予測するのであれば、為替ヘッジを検討してもよいかもしれません。

リスク3:価格変動リスクがある 

REITは株式と同じように取引されているため、日々価格が変動します。そのため、市況の悪化によっては、REITの価格が値下がりする恐れもあります。その場合、REITファンドの基準価額が変動しますので、場合によっては購入した時の価格を下回る恐れもあります。

リスクを回避するには? 

これらのリスクをできるだけ回避する方法としては、投資信託のメリットである少額投資を行うことです。少額での投資であれば、損失の発生も少額に抑えることができます。

さらに、同じ商品内容の投資信託を選ばずに、投資対象を分散することです。複数の地域のREITファンドを保有していれば、一つの投資信託が値下がりしても他の投資信託でその値下がりを補える可能性があります。

そして、投資対象となっている地域についての情報をできるだけ収集しましょう。価格変動につながるニュース等に敏感になることで、値下がりに対処できる可能性も高まるでしょう。
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