オペレーションズリサーチと聞いても、多くの人がどういった学問かわからないのではないでしょうか? このオペレーションズリサーチは、多くのビジネススクールで必修科目。今日は、オペレーションズリサーチがどういった学問なのかに迫ります。

実践的な学問

オペレーションズリサーチ

オペレーションズリサーチの始まりは戦争

オペレーションズリサーチと聞くと、なじみがなくても工場をどこに配置するか、宅配便をどの経路にするか、病院の中の病室の配置をどのようにするか、を決めるのことと聞くとどうでしょうか? ビジネススクールで必要な学問だと感じるのではないでしょうか? 鳩山元首相は、オペレーションズリサーチ学界の会員であることは知り人ぞ知る事実。ビジネススクールでこの学問の魅力に取り付かれたガイドも、同学会の会員です。

では、その起源をみてみましょう。

オペレーションズリサーチの起源は戦争

オペレーションズリサーチは、第一次世界大戦において、効果的な結果を出す戦略や戦術はどういったものかを数学や統計学を駆使し研究することから始まりました。最初の成果が、ランチェスター方程式。本屋の経営書のコーナーに行くとランチェスター戦略という本のコーナーがあるほど有名です。同戦略は、少数の兵しかいない軍が多数の兵の軍に対してどのように対決していくかを、初歩的な数学を利用して導くものです。一言で言えば、局地戦に追い込め、ということがこの場合導き出されます。

第2次世界大戦では、さらに高度化した数学や統計学を駆使し、膨大な部隊にどのように補給や整備を計画的に行うのかなどに利用されていました。日本もオペレーションズリサーチを応用し、戦争の戦略を構築する組織を同戦争中保有していたとのことです。

「かんばん方式」もオペレーションズリサーチから

平和な時代がくるにつれて、オペレーションズリサーチの対象が徐々に工場やトラックなどをどのように配置するかといった製造業の分野に応用されるようになったのです。今では世界の共通語になったトヨタの「かんばん方式」や「Just in Time」に代表される工場内における業務の効率システムは、オペレーションズリサーチの研究により大きく発展しました。