スタンフォード

スタンフォード大学

カリフォルニアの青い空。サンフランシスコから南下すること車で約1時間。アップルやインテルといったシリコンバレーの人材源泉であるスタンフォード大学の中にひときわ輝いている建物がスタンフォード大学ビジネススクール Stanford Graduate School of Business(GSB)です。広い敷地に立つヨーロッパ風の外観が目をひきます。

 

ビジネススクール

スタンフォード大学ビジネススクール

2010年12月6日現地で、マーケティング・ディレクターのリサ・ジアナンジェリさんと、アドミッション(候補者の合否を決める部署)のアソシエート・ディレクター(日本を含む海外担当)のセダ・マンソーさんからお話を伺いました。

 

GSBビジネススクールの特徴は?

リサ

マーケティングディレクターのリサ・ジアナンジェリさん

ビジネススクールを選ぶ際には、住居環境や学校の規模は非常に重要です。GSBは、学校の規模が一学年390人程度と小さく、学生間、学生と教授、学生と卒業生の関係が親密で仲がいいことが特徴だと思います。また、西海岸の学校であり、人と人との関係が密接で勤めている人の性格も含めて開放的な環境だといえるでしょう。

GSBでは、当校で学ぶゴールとして「Change lives. Change organizations. Change the world.」を掲げています。つまり、GSBでの学びで、人生を変え、組織にインパクトを与え、そして世界を変えることができるようになってほしいのです。そのための方法論として、3つの重要なアプローチをカリキュラムにおいて採用しています。

■1.Critical Analytical Thinking
世界の多くの問題に正解はありません。しかし、そうした問題に前提を意識したうえで、論理的に考えていくことが必要です。論理的考えの限界も理解する必要があります。例年ビジネススクール1年目の幕開けは、「Critical Analytical Thinking」授業で始まります。重要なのは常に答えを求めるのではなく、問題を投げかけるということを覚えることです。こうした技術を2年間の学校生活で身に付けてもらいます。

■2.Personal Leadership
GSBを特徴づける1つの重要なアプローチで、自らを深く見つめ、強みや弱み、存在意義を理解してもらいます。私たちは、リーダーシップのあり方は1つではないと考えており、1人1人のリーダーシップのあり方を探るためにもこのアプローチをとっています。自らの理解なしには、他人や世界に影響を与えることはできないのではないでしょうか。卒業生の調査において最も役に立った学びであったとの結果がでています。

■3.Innovative Thinking
シリコンバレーをそばに控えていること、西部開拓劇の場であったことと関係あるかもしれませんが(笑)。当校はイノベーションを起こす人材を育成したいと考えています。具体的には、スタンフォード大学のデザイン・スクールで構築されたツールやプロセスを、実際のケースを利用して応用できるように訓練をしていきます。

また、グローバル化した現状を踏まえ、全ての学生に「自らが訪れたことがなく、知識もほとんどない国」を1年目の終わりの夏休みに最低1か国を訪問し、学習することを義務付けています。学校としては3つを主催しています。
  • いくつかの国のビジネス界のリーダーや文化を経験する勉強ツアー
  • 1年目が終わった夏休みに世界でのインターンシップ体験
  • 中国を代表する清華大学と共同プログラム
そして、2年目の開始直後、学生間で夏休みの経験を共有し、新しい問題を議論するセッションを用意しています。多くの異なる経験を積んだ学生間での情報のシェアは、世界を小さく感じさせてくれます。

ケーススタディは利用しますが、他の学校よりはその利用割合は50%と低く、少人数(16名程度)のセミナーを多用する特徴があります。