神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
~珠玉の美術館コレクションをたっぷり楽しむ
神奈川県立近代美術館 鎌倉から、北鎌倉方面に歩くこと5分。青々とした芝生に囲まれた鎌倉別館があります。1984年に開館した鎌倉別館は、メタボリズム・グループ(黒川紀章や菊竹清訓らが提唱した建築様式)の一員であった大高正人の設計によるもの。ガラス張りのエントランスロビーからは、前庭の現代彫刻、そしてその向こうの山々を眺めることができます。
開館以来、60年をかけて形成された神奈川県立近代美術館のコレクションは、現在1万点にのぼります。鎌倉別館では、年間を通して収蔵品による展覧会を開催しており、その豊かな内容を味わう事ができます。いつ訪れても新しい発見ができる場所です。
緑色の芝生が美しい前庭には、現代彫刻の展示もあり散策も楽しいもの。鎌倉館から鎌倉別館へ続く道をさらに進めば、建長寺や円覚寺のある北鎌倉へ到着します。鎌倉巡りの途中にぜひ、お立寄を。
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住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
TEL:0467-22-7718
開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、展示替期間、年末年始
観覧料:大人:250円、20歳未満と学生:150円、65歳以上と高校生 :100円
公式サイト
※鎌倉館の有料観覧券で、当日のみ無料入場可能
神奈川県立近代美術館 葉山
~潮騒の聞こえる美術館
鎌倉館・鎌倉別館から一駅離れた逗子駅からバスで海沿いを18分ほど走ると、2003年に満を持して開館した神奈川県立近代美術館 葉山にたどり着きます。鎌倉の山々に囲まれた 鎌倉館や鎌倉別館と対照的に、葉山は海辺の美術館。自然の地形を生かした美術館は、学芸員と設計者が密接に意見を交換し作り上げられたもの。鎌倉館と同じく、国内外の近代美術を中心にした企画展が行われています。
エントランスホールやレストラン、ミュージアムショップに美術図書室などは観覧料なしで利用できます。中庭や散策路から見る景色は四季を通じて美しいもの。
とくにレストラン「オランジュ・ブルー」もとても気持ちがよい場所。海にせり出したテラスからの眺めは絶品です。
ちなみに、神奈川県立近代美術館のオリジナルグッズ「Museum Box 宝箱」はキッズ向けながら、大人にもオススメのグッズです。
箱のなかには、松本竣介『立てる像』をはじめ、美術館が所蔵する作品などがプリントされた56枚のカード、美術館で働く学芸員の仕事が追体験できる双六などが入っており、さまざまな遊びを通して美術館の活動や作品を観賞するとはどんなことなのかを学べるキットになっています。長い歴史があり、収蔵品が多い神奈川県立近代美術館だからこそ作れるグッズです。
眺めているだけでも楽しめる、大人もうれしいお土産です(鎌倉、鎌倉別館、葉山館どの館でも入手可能)。
<DATA>
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
TEL:046-875-2800
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜 (祝日の場合は開館)、展示替期間(レストランは営業)、年末年始
観覧料:展覧会により異なる
公式サイト
※収蔵作品は、鎌倉館・鎌倉別館・葉山館で共通です。
※オリジナルグッズ「Museum Box 宝箱」公式サイト
次のページでは鎌倉国宝館を紹介します。