土地購入/土地探しのポイント

軟弱地盤と液状化地盤の調査方法(3ページ目)

東日本大震災は各地に大きな被害をもたらし、首都圏湾岸部の一部地域には地盤液状化の被害をもたらしました。あらためて住まいの安心安全確保の中で正確な地盤情報を得ることと、地盤に対する認識が重要になってきました。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

液状化地盤の対策工法は 

さまざまな地盤改良工法の中で液状化地盤の対策工法として現在のところもっとも有効とされているのが、格子状改良体工法です。

格子状地盤改良

格子状地盤改良


戸建住宅で約300万円位の費用がかかるためコストがネックになってあまり普及はしていませんが、今回の震災によって今後関心が高まるものと考えられています。現在の宅地取引の中で土壌汚染に関しては宅建事業者の重要説明事項の項目に入っていますが、液状化リスクに関しては対象外です。したがって土地購入時には自己リスクで判断しなければなりません。



今回の液状化被害にあった地域は、同じ地域内でも被害程度は全く異なっています。住宅の配置計画や構造の強度にも関係はありますが、液状化被害の主な原因は地盤改良工法の選択ミスや施工品質不良によるところもあります。十分な打ち合わせと経験豊富な施工会社を選択することが重要です。
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