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軟弱地盤と液状化地盤の調査方法(2ページ目)

東日本大震災は各地に大きな被害をもたらし、首都圏湾岸部の一部地域には地盤液状化の被害をもたらしました。あらためて住まいの安心安全確保の中で正確な地盤情報を得ることと、地盤に対する認識が重要になってきました。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

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軟弱地盤の判定 

地盤調査をして軟弱地盤であることがわかれば、地盤補強工事が必要となります。軟弱地盤の目安は地盤面下10mまでの地盤に次のような地層が認められた場合です。

軟弱地盤の判定

軟弱地盤の判定



液状化現象と地盤 

液状化現象とは、地震の際に地盤水位の高い砂地盤が振動により液体状になる現象です。これによって比重の大きい構造物が埋もれたり、倒れたりします。逆に地中にある比重の軽い下水管などは浮き上がったりします。

戸建住宅で行われているSS試験では液状化地盤の判定はできません。したがって試験を行うとすれば別の試験方法で行います。液状化調査の専用試験と位置づけられているものは、三成分コーン貫入試験(※)です。三成分コーン貫入試験費用の目安は15万円くらいなので、SS試験と合わせれば20万円以内で精度の高い液状化調査が可能です。

※三つの測定成分を用いることで、土質の判定をします。


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