業界で最大の実績があるインターネット専用住宅
インターネット専用住宅は、基本的にほとんど変更がきかない企画型住宅。モデルハウスがなく、商談の多くをネットを介して行うことが特徴で、そのような特徴により一般的な注文住宅より建築費が安く抑えられるシステムです。インターネット専用住宅「住まい21」の外観。通常商品と同様の仕様やサービスがありながら、企画型とし営業コストも抑えることで低価格化を図っている
ネット専用住宅のような住宅の低価格化にも積極的に取り組んできたエス・バイ・エルですが、現在は60周年に向け原点回帰の取り組みを行っています。その代表的な事例が、記念商品「集い」(2011年4月23日発売)という商品に見られます。
60周年記念商品「集い」に見られる原点回帰
先日、千葉県市原市にあるモデルハウスを見てきましたが、黒を基調としたジャパニーズモダンの外観デザインをはじめ、エス・バイ・エルらしさが存分に出ている建物でした。見どころは幅広の大型階段のあるリビング。階段を単なる移動装置とせず、常に人が集まる空間としていました。また、庭や玄関、土間が大階段のあるリビングにつながる設えは、四季の風景を感じさせたり、おもてなしを感じさせる効果を演出していました。冒頭で「原点回帰」と書きましたが、このようなセンスのある空間づくりにあり、エス・バイ・エルの真骨頂です。
このほか、昨年12月に実証実験を開始した(1)「光熱費の見える化システム」、(2)「独立系直流LED照明システム」(3)「光ダクトシステム」、(4)「建材型一元パネル」という4つの新技術も試行導入。決して大きなハウスメーカーではありませんが、最先端技術の導入や工夫に積極的なのもエス・バイ・エルの姿です。
前述したネット専用住宅のような普及タイプから、このような住まい手それぞれの個性に対応する住まいづくりまで、エス・バイ・エルという会社の取り組みには懐の深さを感じさせられます。