結露を防ぎ建物の耐久性を守る壁体内換気システム
住宅を劣化させる大きな要因が結露。断熱性能を低下させたり、木材を腐食させる腐朽菌やサビ、シロアリの発生を招き構造体はもちろん、人の健康にも悪影響を及ぼすことが知られています。壁体内換気システムは、空気が暖められると上昇するという特性を生かして、小屋裏空間に通気層の出口を設け、そこから暖められた空気を排出、家全体の空気を循環させるものです。
もう一つは、国土交通省「超長期住宅(200年住宅)先導的モデル事業」にて採択された新技術「LOOP」(邸別高耐久化システム)。木材の含水率の状態を視覚的に示し、設計段階における対策を容易にする評価システム「Revoみえる図」などといった仕組みを盛り込んだ、オリジナルの技術です。
これらは住宅の長寿命化に大きく貢献する技術であり、エス・バイ・エルの真面目さを象徴するものです。60年にわたり住宅供給を続けてきたハウスメーカーだけあって、長く住み続けられることへの高度なノウハウ有していることを表していると思います。
住まい方などソフト提案力も充実
さて、エス・バイ・エルの特徴はデザイン力や設計力ですが、近年はそれを住まい方のレベルにまで落とし込む努力が目立ちます。それが最近の代表的商品「家族謳歌」(2010年4月発売)にも見られます。女性社員のアイデアを集め、使い勝手良い工夫が盛り込まれたキッチン収納(写真は「集い」モデルハウスの様子)
具体的にはそれは収納の提案などに表れてきています。エス・バイ・エルでは、女性活躍推進チームを発足させ収納提案「リビング収納」を開発。こうした取り組みはハウスメーカー間でも珍しくなくなりましたが、エス・バイ・エルもこのような細かい分野でも評価が高まりつつあります。
デザイン性の高さに、ハード面の信頼性の高さと使い勝手の良さを組み合わせようとしているエス・バイ・エル。そうでありながら、ハウスメーカーの中ではコストパフォーマンスの高い住宅供給を行ってきました。次のページでご紹介します。