国内大手製薬メーカーに匹敵するMR数を有する日本最大のCSO
クインタイルズは国内最大のソリューションプロバイダ型CSO
Quintiles Transnational Corporationは従業員数23,000人、世界60カ国で事業を展開するグローバル ヘルスケア カンパニー。
1998年の設立と同時に、臨床開発に加えて日本ではじめてCSO(Contract Sales Organization)を設立して以来、日本最大手のCSOとして今では国内大手製薬メーカーに匹敵する1,500名のMRを有します。
成長著しいCSO業界
製薬メーカーは新しい医薬品の発売時にはプロモーション活動を活発化させる必要があり、一時的にMRの増員ニーズが生じます。また退職者の発生に伴って一時的にMRを補充する必要も生じます。こうした製薬メーカーのニーズに応じるために、MR活動のアウトソーシング・サービスを行う企業が生まれました。こうした業態をCSO(Contract Sales Organization)と呼びます。すでに欧米の製薬業界ではCSOの活用はスタンダードとなっており、MR全体に占める比率が10%を超える国も多く、なかには20%を超えているところもあるとのことです。
日本ではまだCSOに所属するMR数は全体の4%程度ですが、医療費抑制政策のもとで製薬メーカーも経営の効率化が急務となってきているため、販売に関わる人件費の一部を変動費化できるCSOに対するニーズは急速に高まってきています。
クインタイルズはソリューションプロバイダー型CSO
日本でもニーズの高まりに伴いCSOは増えてきましたが、そうしたなかでクインタイルズが行っているのは単なるマンパワー提供サービスではなく、ビジネスソリューションを提供する点に特長があると宮内さんは言います。宮内さんによれば、その典型といえるのが「クインタイルズマネジメント型」と呼ばれるプロジェクト。これはクインタイルズのMRがクライアント企業の組織に直接所属せず、クインタイルズのマネジャーが自らMRを率いてクライアント企業の医薬品のプロモーションを行うというスタイルです。また、100人を超える大型プロジェクトやクライアント企業の事業部を丸ごと請け負うプロジェクトなどもあるそうです。
信頼の高いプロジェクトマネジメント能力
大規模プロジェクトを可能にしている大きな理由の1つが、クインタイルズのプロジェクトマネジメント能力の高さだと言います。クインタイルズにはプロジェクトごとに「プロジェクトマネジャー」と呼ばれる管理職が存在します。大規模なプロジェクトになると、エリアごとに20名程度のMRを率いる「リージョナルマネジャー」もいます。
「マネジメントのトレーニングを受けたマネジャーたちが、MR一人ひとりに対してスキル指導やメンタル面でのケアをきめ細かく行い、さらにはクライアント企業との良好なリレーションを図っていくことで質の高いプロジェクトマネジメントが実現できているのです」と宮内さん。
未経験者でも安心、充実した入社時教育体制
プロジェクトのクオリティを支えているもう1つの理由が、クインタイルズの人材育成機能の高さです。MR未経験でクインタイルズに入社すると、最初に待っているのが「クインタイルズ・アカデミー」での入社時研修。クインタイルズ・アカデミーは、静岡県の御殿場にある保養所並みの施設を備えた総合研修施設です。入社後8~10週間、合宿形式で医療や医薬品の基礎から営業スキルまで時間をかけてMRとしての導入研修が行われます。
ここでの研修によってMRとしての基礎知識や基本的な営業スキルなどを身に付けるとともに、同期入社のメンバーどうしの強い連帯感も生まれてくるのだそうです。
こうしたクインタイルズの人材育成機能の高さは、業界平均を大きく上回る90%(過去5年平均)というMR認定試験合格率にも表れているといえます(参照:業界全体のMR認定試験合格率)。
プロフェッショナルMRを育てる独自の研修プログラム
入社時研修に加えて、クインタイルズMRのスキルアップに大きな役割を果たしているのがQMP(Quintiles Medical-training Program)と呼ばれる独自の高度な学術研修。3段階のトレーニングプログラムで、複数の治療領域にわたる高度な専門性を身に付けます。
- ファンダメンタルコース
- アドバンスコース
- プロフェッショナルコース