カジュアルで斬新な今のスペイン料理。フエンテス・イ・ボネティージョ
スペインの現代的なビストロ風レストランのおすすめはこのレストラン。白い爽やかな空間にアンティーク風の本棚や調理棚が飾られた室内は、リラックスできるセンスのいい雰囲気。他にはない、オリジナルでユニークな料理を気取らず楽しむことができます。この質と量にして、懐に優しい価格帯なのも嬉しい。おすすめは、カシューナッツのさくさくスナックと、オレンジ風味のブリオッシュ添えフォアグラ(15.50ユーロ)、トロトロの食感と自然の甘みがおいしい紫キャベツのグラタン(10.50ユーロ)、スペイン名物の白身魚メルルーサの蒸し焼き、野菜とジンジャー添え、ハーブオイルかけ(16ユーロ)など。地下では料理講習やワインのテイスティング講座などが行われ、ただのレストランで終わらないところも素敵です。お昼は15.5ユーロ、夜は18.5ユーロのセットメニューや、日曜の昼は各種サラダや豪華ハンバーガー、卵料理などが食べられるブランチもあり。短い旅行中でも、リピートしたいレストランです。
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■Fuentes & Bonetillo (フエンテス・イ・ボネティージョ)
住所:C/Fuentes 1 Madrid
TEL:(34) 91 758 6745
営業時間:13:00~16:30、19:30~24:00
定休日:なし
アクセス:地下鉄2、5番線Opera駅 徒歩7分
話題のミシュラン一つ星日本食レストラン。カブキ・ウェリントン
どちらかと言えば保守的なスペインでは、他国の味というのはあまり簡単に受け入れられない印象です。フランスに近いバルセロナはまだしも、イベリア半島のど真ん中にあるマドリードはなおさら。そんななか、スペインで初めて、ヨーロッパで現在も2店のみというミシュラン1つ星を維持する日本食レストランがカブキ・ウェリントン。シェフ、リカルド・サンス・デ・カストロ氏は、小さなタパスバルで働いていたところ、お客さんとして来た日本食レストランのシェフ、キクチ・マサオ氏と知り合い、日本料理の手引きを受け、やがてスペインを代表する日本料理シェフになったそう。
この店でオーダーしておきたいのが、シェフおすすめメニュー。お腹の減り具合次第で7~15皿(120ユーロ~)までシェフがその日のおすすめの料理を出してくれます。トロのカルパッチョは、トロの刺身の上にトマトとオリーブオイルにパン粉という、パンにトマトをのせオリーブオイルをかけて食べるスペイン伝統の味が加わった斬新な料理で、食べてみる価値ありです。
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■KABUKI Wellington (カブキ・ウェリントン)
住所:C/Verazquez 6 Madrid
TEL:(34) 91 577 7877
営業時間:13:30~16:30、20:30~23:30
定休日:土曜昼、日曜、祝日
アクセス:地下鉄2番線Retiro駅 徒歩5分