身近なアートを扱ったアールデコ美術館

アールデコ美術館

ルーブルの建物の北側に位置するアールデコ美術館(c)Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand

コの字型をしたルーブル美術館の北部分に位置するアールデコ美術館(別名装飾美術館)は、インテリア/デザイン、モード/テキスタイル、広告の3つのテーマを扱った美術館です。1回の入場で3つのテーマ美術館に訪れることができるようになっています。建物はルーブル美術館と同じですが、入場は別。普段の生活によく触れる分野のアートを扱っているだけあり、時代や人物、流行などに焦点を絞った見せ方は大変興味深いもの。

Arts Décoratifs(インテリアとデザイン美術館)

アールデコ

中世時代からのインテリアの歴史を追うことができる(c)Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand

装飾美術館はインテリア、家具デザインをテーマとした常設展と企画展の両方で構成された美術館。アールデコ美術館の約7割を占め、美術館の要となっています。

年代別に中世から2000年代までのフランスのインテリアの移り変わりを展示しています。アールヌーヴォーやミニマリズムなど、インテリアの歴史上重要な作品も多く集まっているのでお見逃しなく。

テーマ別としては、さまざまな年代のおもちゃ、そして20世紀現代美術の巨匠ジャン・デュビュッフェの展示室も。有名ブランドから集められたジュエリーの企画展も、高級宝飾店が多いフランスならではのコレクションです。

 

Mode et Textile(モードとテキスタイル美術館)

モードとテキスタイル

2005年に開催された世界のバッグ展

モードとテキスタイル美術館はファッションをテーマにした企画展のみの美術館で、建物の西側2フロアで構成されています。

過去には世界のさまざまなバッグを展示した展覧会や、年代別パリコレの変遷、有名デザイナーに焦点を当てた企画展などを実施。ほかにもジャクリーン・ケネディのファーストレディ時代のファッションなど、クリエイター以外の人物に焦点を当てたりとファッションを違った角度から見ることができます。

 

Publicité(広告美術館)

ポスター展

2005年に開催されたサンフランシスコポスター展

広告美術館はその名の通り、広告に関する企画展のみの美術館で、アールデコ美術館の東側1フロアのみの小さな美術館です。その内容は企業広告のみならず、社会運動や国の政策、プロジェクトなどのものも扱い、ポスター、映像をメインに展示。

過去には、60年代反戦を目的としたヒッピー文化を象徴するサンフランシスコの60年代ウッドストック・ポスター展や世界大戦のプロパガンダ広告展などが話題になりました。

<DATA>
Les Arts Décolatifs
住所:107, rue de Rivoli 75001 Paris
TEL:01 44 55 57 50
アクセス:Palais Royale - Musée du Louvre(メトロ1、7)、Pyramides(メトロ7、14)それぞれより徒歩2分
開館時間:11:00~18:00(火・水・金曜)、10:00~18:00(土・日曜)、11:00~21:00(木曜)
休館日:月曜
入場料:9ユーロ
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