ケータイからのステップアップにおすすめ
撮像素子が小型のため背景ボケは期待できないが、画質は標準的(画像クリックで実写画像表示)
コンパクトデジタルカメラとしては標準的な画質。ケータイやスマートフォンで撮影してきたものの、画質や機能で物足りなさを感じてきたというユーザーで、一歩進んでデジタルカメラを購入したいという方におすすめ。
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キヤノン IXY 31S 実写画像
タッチパネルの操作性にはやや疑問符
タッチパネルは軽快に操作できるとは言い難い
タッチパネルの感度にやや疑問が残るところ。iPhoneのようにフリックできるのかと思って操作すると失敗する。目的の場所に指先を置くようにして操作する必要がある。それでも操作画面をカスタマイズできるという仕様は悪くない。せめてもう少し感度というか精度がよければ、よりいいものになったはず。
3つの機能で手ぶれが最小限に
ワイド端ではF2.0だが、望遠端ではF5.8と、かなり暗めなことに注意
裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載しており、高感度撮影に強いという特性がある。さらにレンズもワイド端でF2.0と明るく、かつ光学式手ぶれ補正機構を搭載している。これらの機能によって、手ぶれを最小限に抑えた画像が撮影できるようになっている。
コンデジに勝るとも劣らない運びやすさ
ポーチにも余裕で入るコンパクトさで、携帯性充分
厚さは25ミリと「カードサイズ」とまではいかないが、充分に薄型でポーチやセカンドバッグに入る大きさ。この点でもスマートフォンやケータイのカメラ機能に物足りないものの、デジタル一眼カメラを持ち歩くほどではない、というようなユーザーに向いていると言える。
コンパクトさ優先で撮影可能枚数が犠牲に
バッテリーカバーまで色味が揃えられているところに注目したい
CIPA準拠の撮影可能枚数は180枚。バッテリーライフに関しては標準以下の成績となっている。コンパクトなボディであるために、薄型のバッテリーしか入らないという状態だ。可能なかぎり、毎日充電をしたいところ。できれば予備バッテリーもひとつあるとよいかもしれない。
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キヤノン IXY 31S