好みに合わせた自転車ルートが見つかる!
次に自転車ユース。U35ユーザーへのアンケートの結果、自転車機能のさらなる強化に対する要望がもっとも多かったそうで、それに応えるべく自転車使用時の機能強化が図られている。まず、自転車ナビ時のルート探索条件は、おすすめ/楽ラク/大通り/いつもと違う道/サイクリングロード/トレーニング/裏通り/距離の8種類に増えた。上り勾配が緩い道路を優先する楽ラクや、逆に勾配がきつい道路を優先するトレーニング、スピード重視は向けに幹線道路を優先する大通り、ポタリング派向けの裏通りなど、好みに合わせたルートを探索できるのはうれしい。「サイクリングロード」というモードは、近くにあるサイクリングロードを優先してルート探索を行うもの。当然、U35では収録していなかったサイクリングロードの情報も、今回のU37には収録した。その数は全国で11カ所と少ないものの、サイクリングロードを目的地にして、最短のコースを探索したり、サイクリングロードを通って、目的地に向かうようなルートを探索できる。「いつもと違う道」というモードは、学習ルートを回避するモードだ。
標高データを元に道路の勾配が判る!
これまでの説明で気づいた人もいるかと思うが、U37では国土地理院の標高データを元にした、傾斜データを収録している。そのため、勾配が緩い道、またはきつい道を優先したルート探索が可能になったわけだが、道路の勾配が見た目で判るように、標高表示もできる。TVのマラソン中継で、ルートの標高を表すグラフが出ることがあるが、あんな感じ。ルート探索時に、全体の標高推移をグラフ表示するほか、走行中にも勾配をグラフで表示してくれる。U35同様、IPX5相当の防滴仕様だから、多少の雨が降っても大丈夫。半透過型液晶を採用し、日光の反射光を利用するため、アウトドアでも地図が見やすくなったのもうれしい。また、この半透過型液晶のおかげでバックライトの輝度を落とすことができるので、バッテリー持続期間も延びた。従来の画面オフ/自動ガイドありのスタミナモードで、バッテリー持続時間は約9時間だが、液晶表示しっぱなしのスタミナモードでも、バッテリーは約9時間持つ。さらにバックライトオフ/液晶オフ/自動ガイド無しで、操作を行ったときだけ自動的にバックライトがオンになるスーパースタミナモードでは、約11時間の持続時間だ。