カーナビ・カーオーディオ/カーオーディオの知識

海外スピーカーでも手軽に交換できる!(2ページ目)

音楽をよりいい音で楽しむためにも、せめてスピーカーくらいは、純正品から市販品に交換したいモノ。お手頃価格で買えるようになった海外ブランドのスピーカーは、音も個性的で狙い目。そんな海外スピーカーに手軽に交換するポイントを紹介。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド


愛車に装着可能な市販インナーバッフルを見つけよう

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口径、対応車種はさまざま

最初のチェックポイントは、自分の愛車に合うインナーバッフルを見つけることだ。インナーバッフルはアルパイン、エーモン、カロッツェリア、ケンウッドなどのメーカーが、トヨタ車用、ホンダ車用、日産車用など、さまざまなタイプを用意している。メーカーのサイトを見ると、対応車種がクルマの年式別に明記されているので、まずは愛車に対応するインナーバッフルがあるかを探す。もし見つかったら、海外ブランドのスピーカーを装着できる確率はかなり高いと思っていい。

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エーモンとケンウッドの17センチスピーカー用インナーバッフルを重ねてみた。穴径は微妙に異なる

次は、もっとも重要なポイント。それは、インナーバッフルの穴径と、スピーカーの取付穴径が合っているかどうかだ。同じトヨタ車用のインナーバッフルでも、16センチ用と17センチ用など、いくつかの穴径のインナーバッフルを用意しているメーカーはあるし、同じ17センチ用バッフルでも、メーカーによって穴径が微妙に違うこともある。たとえば、エーモンのトヨタ車用インナーバッフル、2332(実勢価格3,000円前後)の穴径は142ミリで、同じトヨタ車用の17センチ用インナーバッフルでもケンウッドのSKX-100S(5,775円)は144ミリだ。

インナーバッフルの穴径とスピーカーの取付穴径が最重要

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穴径が合わないと固定できない。これではスピーカーの性能を発揮できない

たかが2ミリの違いだから大丈夫と思うかもしれないが、これが大違い。穴径が2ミリ違うとスピーカーのフレームが引っかかって、バッフルにスピーカーを固定できない場合もある。だから、インナーバッフルの穴径とスピーカーの取付穴径の確認は重要。海外ブランドのスピーカーは、取付穴径を明記しているケースが多いので、順番としては、まずは装着したいスピーカーの取付穴径を調べ、そのスピーカーが入る穴径のインナーバッフルの中から、愛車に対応するモノを探すということになろう。

また、フランス・フォーカルの一部のスピーカーは、取付穴径143ミリのスピーカーを穴径142ミリの市販インナーバッフルに固定できるよう、日本の輸入元であるアルファが独自にスペーサーを用意している。このようなケースもあるので、スピーカーの取付穴径の情報が無いスピーカーの場合は、ショップや輸入元に、市販インナーバッフルで取付可能かを聞いてみるといいだろう。
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