カーナビ・カーオーディオ/カーオーディオの知識

海外スピーカーでも手軽に交換できる!(3ページ目)

音楽をよりいい音で楽しむためにも、せめてスピーカーくらいは、純正品から市販品に交換したいモノ。お手頃価格で買えるようになった海外ブランドのスピーカーは、音も個性的で狙い目。そんな海外スピーカーに手軽に交換するポイントを紹介。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド



スピーカーの取付奥行きは機種によってまちまち

もう一つ大事なことは、スピーカーの奥行きだ。口径が同じスピーカーだとしても、その奥行きはスピーカーによってずいぶん異なる。たとえば同じフォーカルの16.5センチ・セパレート2ウェイスピーカーを比べてみると、もっともリーズナブルなインテグレーション・シリーズのIS165(25,200円)は取付奥行きが49.9ミリ。それよりワンランク上のパフォーマンス・シリーズのPS165(33,600円)は、66ミリと、15ミリ以上違うのだ。
05

同じフォーカルのスピーカーでもIS165(左)とPS165では奥行きがこんなに違う


だから、たとえ純正スピーカーを外した穴にぴったりと収まったとしても、奥行きが深いスピーカーだと、ドアのガラスを降ろした時に、スピーカーのマグネットにガラスがぶつかって窓が全開にならないというケースもあり得る。とくに、ドアが薄い軽自動車なんかは要注意だ。

愛車のドアの奥行きを調べよう

それを回避するには、まず愛車に奥行き何センチのスピーカーが装着できるかを知るのが大切。ショップにお願いするなら、ショップにお任せすれば安心だが、スピーカーを自分で取り付けるつもりなら、まずドアの内張りを外し、ドアのウインドウをもっとも下に降ろした状態で、ドアのインナーパネル(内張り側の鉄板)からウインドウまでの距離を測る。それに、インナーバッフルの厚みをプラスした数字よりも、スピーカーの取付奥行き(埋込寸法)が短ければ取付できるというわけだ。

たとえば、ドイツのヘリックスというブランドのB2Cというスピーカーは、ウーファー部の埋込寸法が64ミリあり、このスピーカーが収まる穴径をインナーバッフル、ケンウッドSKX-100Sの厚みは約14ミリ。したがって、インナーバッフルからウインドウまでの長さが(64-14=)50ミリ以上あれば、取付できるということ。市販のインナーバッフルを使って、自分でスピーカーを取り付けようと思ったら、愛車には奥行き何センチまでのスピーカーが取り付け可能なのかを、スピーカー選びの前に調べておくことが大切だ。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます